ここ数年トレンドとして人気があるビッグシルエット。みなさんはどのようにビッグシルエットコーデを楽しんでいますか?

ビッグシルエットのファッションは「HIP HOPカルチャー」からきています。「HIP HOPカルチャー」は1970年代ニューヨークの路上で始まった音楽やダンス、ファッションを中心とする黒人文化のこと。

その中の「HIP HOPファッション」は子ども達が親の服や兄弟のお下がりを成長を気にせず長く着られるように、大きめの服を着せられていた貧困層の地域スタイル。これがおしゃれで「かっこいい」と着用され出したのが起原です。

ビッグシルエットが人気になったもう一つの理由は、ネットショッピングで購入するアイテムのサイズミスを恐れ、わざと大きめのリラックス感のあるサイズを購入するという心理も影響していると言われています。

2020年のビッグシルエットは単純に大きいだけではなく、”リラックス”がキーポイント。

WEARで活躍する「ICCHOさん」は、そんな「リラックス」「ビッグシルエット」をおしゃれに着こなすファッショニスタ。今回は「ICCHOさん」のスタイルを参考に「リラックスビッグシルエット」をご紹介します。

“ダルダル”アイテムを組み合わせたスーパービッグコーデ

出典: wear

ゆったりとした”ダルダル”なカーゴパンツに”ダルダル”なロンT、ビッグサイズのフィッシングベストとアイテムすべてがビッグなスーパービッグコーデ。各アイテムを柔らかい素材で合わせているため、体なじみがよくスマートに見えます。ハットと靴で重みをつけ全体のバランスを取っているテクニックの効いたスタイリング。

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ゆるい昭和感のあるトレンドスタイリング

出典: wear

ゆるい落ち感のある素材を使用したセットアップは昭和感溢れる懐かしいムードです。ゆるいセットアップですがシャツをタックインさせて、だらしなく見えないように合わせるのがキモ。ハンチング帽をチョイスして「昭和の映画スター」のようなムードがたまらない、それなのに今っぽいトレンドスタイリングです。

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「ビッグ×ビッグ」の組み合わせが新しい2020年のシルエットコーデ

出典: wear

ハリ感のあるビッグサイズのトップスとボトムス「ビッグ×ビッグ」の組み合わせが2020年の新しいシルエットコーデ。

ゆったりサイズのスウェットトレーナーは、袖がふんわりと大きめですが見頃はストレートなので太って見えることなくスマートな印象です。でっかいカーゴパンツとの相性がバッチリ。シンプルなアイテム同士なのにサイズ感を意識するとインパクト絶大です。

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ビッグなサイズを強調させるためにはシンプルなアイテム同士がおすすめ

出典: wear

ビッグサイズのセットアップにしっかりとしたヘビーウェイトのスウェットパーカーコーデはリラックス感のある大人のきれい目カジュアルを演出。

コーデュロイ素材のセットアップはブラックの色がくすんで見え、そこにパープルを組み合わせることでおしゃれ度がグッとアップします。

トレンドのビッグサイズを強調させるには、シンプルなアイテム同士の着こなしがおすすめです。

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By AKIRA SUGIYAMA

アパレルメーカーにてニットデザイナーとして勤務しプライベートではフリーザイナーで活動後、イタリアへ。MA学科を卒業。現在は様々なジャンルのファッションデザイナー育成にかかわっています。時代の動きに合わせ、トレンドを敏感に取り入れながらも、独自の感覚で様々なスタイルに挑戦中です。