『「四十にして惑わず」なんて言うけれど、トレンドだって周りの目だって気になる。この歳のおしゃれの正解って何?』。
そんな40代メンズの参考にぴったりなのが、今回ご紹介する「熊坂スグル」さんのコーデ。BEAMS(ビームス)出身、現在は自身のショップを多数展開するそのプロフェッショナルの手腕から、大人のリアルクローズのあり方を学んでみましょう。
トレンドカラーも臆せず取り入れる
近年のトレンドのひとつ、”ネオンカラー”をスニーカーで導入した「熊坂スグル」さん。これまたトレンドの”パステル”のイエローキャップとブルーのシャツを合わせ、バイタリティ溢れるトリコロールカラーで魅せています。
インパクトの強いカラーリングながら子どもっぽくならないのは、さすがファッションのプロ。トップスとボトムスによる絶妙な色味調整、ブラックのインナー&メガネによる引き締め効果をぜひ参考にしてみて!
こだわりかつ自然体な40代デニムスタイル
近年、トレンド再浮上中のデニム。「熊坂スグル」さんが選んだのは、王道のLEVI’S(リーバイス)から”505E”です。
501でもなく、イタリア系の美脚デニムでもなく、スリムでもややゆったりと穿けるチョイスはミドルエイジならぜひ真似したいところ。さっそく、無骨にカッコ良く決めちゃいましょう。なお、2021-22年の秋冬は濃いめのインディゴデニムが来るという予報なので、今から一本手に入れておくと長く楽しめそう。
アスレジャーはスポーツブランドだけにあらず
レトロデザインが目を引くナイロンジャケットは、Martin Margiela(マルタン・マルジェラ)の一点。街なかでおなじみのアイテムも、ハイブランドに限らず、ちょっと違ったセレクトすると周りと差をつけられるという良いお手本です。
また、パープルと相性のいいグレーを全体に散りばめたカラーバランスの良さにも注目。さらに、トップスのニュアンスに合わせたライン入りのパンツのセレクトも秀逸で、さすが手練のファッショニスタといった雰囲気です。
定番にはトレンドを織り交ぜて
男臭いファッションに欠かせないライダースジャケットは、レザーシューズやデニムに合わせるのが定番。しかし、ファッションのエキスパートは、今どきなアイテムをぶつけます。
スナップでは、アウトドアを軸に展開するモードブランドWhite Mountaineering(ホワイトマウンテニアリング)のパンツ、スケーターの枠を超えてファッショニスタから広く愛されるSupreme(シュプリーム)のスニーカーをインストール。ハイセンスに、軽快に魅せています。