「バンドカラーシャツ」とはバンド(=帯状になっている台襟)をつけたシャツのことで、スタンドカラーシャツの一種です。一般的な三角襟のシャツと比べると、かっちりとした感じが軽減され首元がすっきりとして見えるのが特徴。また、丸みのある襟が適度に抜け感や清潔感のある印象を与えてくれます。
合わせるアイテムによって表情を変えて、レイヤードコーデにも最適な汎用性の高いシャツ。今回はそんなバンドカラーシャツの着こなしをご紹介するとともに、その魅力に迫ります。
キメすぎない適度なラフ感をタックインで
スラックスにグレーのバンドカラーシャツをタックインして魅せたスマートな印象のこちらのコーデ。バンドカラーシャツはそのまま着るとかっちりとしたムードなので、第一ボタンを開けて着ると適度なラフ感が生まれます。
キレイめなシューズではなく、あえてサンダルを合わせるとこなれた清涼感のあるコーデに仕上がります。
レイヤードもスマートに魅せるバンドカラーシャツ
適度にカジュアルな要素のあるベージュのバンドカラーシャツは、デニムとの相性も抜群なアイテム。高い汎用性が魅力で、スナップのようにロンTをレイヤードするなど着回しが自由自在です。
レイヤードをしても爽やかなスマートスタイルにまとまるのは、シャツのリネン素材ならではの風合いと、すっきりしたバンドカラーの首元のおかげ。
きちんとしすぎない抜け感は随所に健在
こちらはスラックスのキレイめ要素が詰まったコーデですが、首元からバンドカラーシャツが覗くことによって首回りがすっきりして見え、抜け感が生まれます。
カーディガンもボタンを全部留めずに、ラフに合わせて。重ね着で首元に立体感が生まれ、オシャレなムードを作れます。首回りがすっきり見えるバンドカラーらしいレイヤードスタイル。
モードな雰囲気をキレイめに格上げ
カジュアルな印象のハーフパンツをシャツ×ロングシャツをレイヤードし、革靴で大人っぽく仕上げたキレイめモードコーデ。シャツレイヤードもバンドカラーシャツ特有のすっきりした印象により、首回りにもたついた印象を与えません。
首と裾から覗くロングシャツがスタイリングに立体感を与えてくれ、定番のシャツ×ハーフパンツのコーデをランクアップしてくれます。
ストライプシャツの印象もガラリと変える
シャツの場合、襟の存在感がどうしてもストライプの印象を強くしてしまいます。一方同じシャツでも、バンドカラーは存在感が少ないのでストライプの印象を緩和する効果も。
また襟がないことによるラフ感を活かし、シンプルな白Tと白ボトムスのコーデにさりげなくストライプのオシャレさをプラスするのに活躍。