コロナ禍にともなう連続企画。最終回を飾るのは、ファッション大国にして観光大国のイタリアです。
現在は第2波に揺れていますが、現地のファッションはまだまだ元気。早速イタリアのブランドやデザイナー、文化に触れながら、最後の空想旅行へと出かけてみましょう。
そして、またいつか笑顔でその地へ!
▷第1回 イギリス編はこちら
▷第2回 フランス編はこちら
▷第3回 アメリカ編はこちら
文化の地で心を耕す旅「Ermenegildo Zegna(エルメネジルド・ゼニア)」
最高峰のテキスタイルメーカーとして轟く「Ermenegildo Zegna(エルメネジルド・ゼニア)」。ミラノを拠点に発展してきた110年、世界中の伊達男たちの人生に花を添えてきました。
この地はファッションにとどまらず、スカラ座やサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会など文化の色濃く香る場所。同ブランドをまとって颯爽(さっそう)と、またミラノ中央駅に降り立つ日を夢見て。
遅咲きの先達と歩む旅「GIORGIO ARMANI(ジョルジオ・アルマーニ)」
ファッション界にて「帝王」の名をほしいままにする「GIORGIO ARMANI(ジョルジオ・アルマーニ)」。彼がデザイナーになったのはなんと”41歳”のとき! それまでは医師を目指したり、百貨店のバイヤーを務めたりしていました。
人生で大きなターニングポイントを迎えたときは、ぜひARMANIのジャケットを。パワーショルダーの元祖をまとえば、力強いエネルギーで良い方向へと乗り越えられるはず。
不屈の精神に感化される旅「DIESEL(ディーゼル)」
コロナ下にあっていち早く”ウイルスを不活性化させるジーンズ”の完成にこぎつけた「DIESEL(ディーゼル)」。”対応の素早さ、ピンチはチャンスという姿勢”は、サッカーのカウンターを思わせる身のこなし。
販売はもう少し先とのことですが、ガンガン洗って穿ける一般的なジーンズだって衛生的には◎。ディーゼル燃料のような力強い相棒を携えて、いざニュースタンダードの世界へ!
“織り”に想う旅「FILA(フィラ)」
70年代にはテニスコートを、90年代にはバスケットコートを彩った「FILA(フィラ)」。近年ではミラノ・コレクションにも登場し、ランウェイからストリートまでをも席巻。さらなる活躍の場を広げています。
1911年のブランドのはじまりは、イタリア・ビエラの織物工場。多様な国の文化を織り込みながら進化・発展してきたその歴史の中に、世界が内向き志向へと進むなかの一つの答えが見えてくるかもしれません。