徐々にお祭りや花火大会が復活しそうな今年。まだまだ油断はできないけれど、久しぶりのハレの日へ向けて準備を楽しみたいところですよね。
着物と洋服両方のトレンドをベースにしながら、今シーズンに気になるメンズ浴衣のスタイルをご紹介します。
”ハイカラ”が今新鮮! 間違いないレトロなメンズ浴衣
まずピックアップするのは、令和の定番「レトロ(レトロモダン/モダン)」。ストライプ・チェック・市松模様・ビタミンカラーといったメンズ浴衣は、今夏も注目の存在です。
スナップで着ているのも、ドット柄をストライプ風に見立てたレトロな一枚。懐かしさがありつつもスマートに着こなせそうな感じは、初心者さんにもピッタリです。
他にもレトロな色柄は多種多様。ぜひお気に入りを見つけてみて。
大人の男を格上げする、濃地でまとめたシックな浴衣
”主役は恋人と花火”なんて、ちょっとカッコつけてみたい方に挑戦してほしいのがコチラ。「色をセーブした着こなし」です。
ポイントは、ブラックやネイビー、ダークグレーで作るワントーンコーデ。とにかく色数を減らして、濃地でシックにキメてみましょう。
スナップでは帯もブラック、アクセントは微かな織り文様というストイックなメンズ浴衣に挑戦。その姿はまるで、パートナーを引き立てるタキシードのよう。
明るい気分にマッチ。グリーンやイエローのメンズ浴衣
「待ちに待った夏、せっかくだから明るい色の浴衣を着たい」。そんなときは、洋服のトレンドから「グリーンとイエロー」の出番です。
今期のレディース浴衣でも、動植物の柄や帯のアクセントとして目立つこの色。メンズもレトロ浴衣などで取り入れれば、お祭り気分が盛り上がること間違いありません!
あまり派手なのはちょっとという場合は、落ち着いたトーンや縮(ちじみ)のような表情のある生地で遊んでみて。
やっぱり今年も頼りになる、懐の深いグレーの浴衣
最後にご紹介するのは「グレー」のメンズ浴衣。一見無難なようですが、似合わない色柄はほとんどない無限の可能性に注目です。
例えば、同色系の帯を合わせればシックに、グリーンの帯をぶつければ明るくと、180度違うスタイルだってお手の物。幾何学模様や千鳥格子の帯を当てれば、レトロモダンだってカバーしちゃいます。また年齢を問わずに使えるというのも好ポイント。