“Atelier de Production et de Création”

これ、何だかわかりますか。日本語に直すと「制作と創造のアトリエ」。実はファッショニスタがよく着ているブランド”A.P.C.(アー・ペー・セー)”の正式名称なんです。今回はこのA.P.C.にフォーカスして、ブランドの魅力を解説していきます。

世界中で愛されるフレンチカジュアルのA.P.C.

出典: wear

A.P.C.は、チュニジア生まれのジャン・トゥイトゥが興したファッションブランドです。KENZO(ケンゾー)やagnès b. HOMME(アニエス・ベー オム)に携わった経験を生かし、1987年にパリにて発表されました。1988年にはレディースライン、1997年にはeコマースをスタート。現在はドイツやアメリカ、オーストラリア、韓国などにも出店し、フレンチカジュアルのシンプルなスタイルで広く親しまれています。

デニムはきれいめ系好きの鉄板アイテム

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A.P.C.といえば、まずは「デニムパンツ」。ブランド立ち上げのきっかけにもなったこのアイテムは、ミニマルでクリーンな表情が魅力的。アメリカンデニムのようなバックステッチやレザーパッチ、タグは一切ありません。そのうえ素材とシルエットにも並々ならぬ情熱が注がれており、パリジャンのようなシックなスタイルを楽しめるとファッショニスタたちに好評です。

コラボアイテムなら着こなしの幅もアップ

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著名ブランドとのコラボは、A.P.C.のもう一つの特徴。一例としては、モード系のsacai(サカイ)、カジュアル系のLACOSTE(ラコステ)、スポーツ系のNIKE(ナイキ)と過去にタッグを組んでいます。いずれもスゴイのは、A.P.C.の世界観をまったく逸脱しないところ。大人のきれいめカジュアルにちょっとしたスパイスとして入れてみたくなるんです。

A.P.C.はいつでもあなたの側に

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2022年にブランド35周年を迎えたA.P.C.。毎シーズントレンドが変わるファッション界にあって己のスタイルを曲げずにいる姿勢は、なんとも頼もしい限り。なにせ主力のデニムにあっては、いつでも同じものが買えるんですから。フレンチスタイルが好きな人も、シンプルアイテムが欲しい人も、改めてチェックしておきたいブランドです。

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By igr600

フリーのファッションライター。雑誌&WEBにて、モードからカジュアルまで幅広く執筆中です。おもにトレンド分析・カラーコーディネートといった情報を発信しています。