今回は服でよく見られるディテールについて紹介します。

服のデザインとして頻繁に見るものでも、その目的を知っている人は少ないかと。ここで解説するデザインの意味を押さえて、服好きとしてレベルアップを目指しましょう!

つぎ布は今ではおしゃれのアイコンに

出典: wear

パッチは、摩擦によって生地のダメージが出やすい部分を補強するために工夫されたデザインで、元々はスポーツやワークウェアのディテールで見られました。

Maison Margiela(メゾンマルジェラ)によりエルボーパッチはファッションの一部に。ただの補強デザインだったものが、今ではおしゃれのアイコンに変化しています。スナップのコーディネートは、エルボーパッチのアクセントが効いています。

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裏地のオレンジはSOS

出典: wear

MA-1でパンチのあるデザインといえば、オレンジの裏地ではないでしょうか。基本的には敵に見つからないように、派手なカラーリングを避ける傾向のミリタリーアイテムですが、MA-1の裏地の場合はまったく反対の目的で利用されています。

派手なオレンジの生地は、遭難したときに裏返して着ることで、仲間に発見してもらえるように工夫されたディテール。この作りを知った上で、MA-1をあえてリバーシブルで着てみてもおしゃれです。

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今では珍しいスウェットのガゼット

出典: wear

ヴィンテージスウェット好きには知られているVガゼット。スウェットの首元にある逆三角のディテールのことで、汗止めや生地に伸縮性を持たせるためにデザインされています。

古着のスウェットを知っていくと、Vガゼットの中にも「はめ込み式」と「貼り付け式」といった2種類のデザインがあることがわかってきます。このデザインを知っているだけでもスウェット選びの楽しみ方が変わるので、次にスウェットを買うときは注目してみてください!

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服のデザインに疑問を持って調べてみると、興味深い歴史に出会うことができますよ!

By machi

フリーライターのmachiです。 モードファッションに惹かれて早10年。ほぼ年中真っ黒な人です。 「服」という鎧を着て、世の中を闊歩(かっぽ)しましょう。 ▷▶︎▷YouTube▽▼▽ 【MACHI】