40代前後は、これまでの服が似合わなくなってくる時期。必然とファッションにおける注意すべきポイントも、これまでとは大きく変わってきます。
「なんだかおしゃれに映らない」「周りの評判がよろしくない」。そんな方はこちらをチェックしてみてください。
ミドルエイジが避けたいファッションのNGポイントをご紹介します。
NG「懐かしのスニーカー」⇒OK「王道or最新スニーカー」
とどまることを知らないスニーカーブーム。懐かしのモデルも続々と復刻されており、ミドルエイジにとっては当時の憧れを手に入れられるまたとないチャンスとなっています。
とはいえ、感極まってリアルコーデに取り入れるのはちょっと待って。よほどうまくスタイリングしない限り、”あの頃の少年がそのまま大人になってしまった感”が出てしまいます。
思い入れのあるモデルは観賞用として愛でながら、実用は万人に似合う王道モデルや最新モデルを使ってみましょう。例えばNIKE（ナイキ）なら、Air Force 1やAir Max Scorpionあたりがおすすめです。
NG「ゆるすぎるオーバーサイズ」⇒OK「品のあるビッグシルエット」
昨今のファッションはどれもゆったりめ。アウターは肩が落ち、身頃もたっぷり。パンツはタックが入っている太いシルエットが主流です。
しかしながら、適正からわざとサイズアップして着こなす”オーバーサイズ”にはご用心。若者やファッションに長けた人とは違い、多くのミドルエイジは、子どもっぽくだらしない印象に映ります。
ゆったりとしたアイテムを着る場合は、元々大きく着るようにデザインされている”ビッグシルエット”を選んでみましょう。ネック周りや着丈、袖丈がジャストに作られているので、今っぽくも品よく仕上がりますよ。
NG「昔流行っていた服」⇒OK「当時を再解釈した今の服」
90年代、2000年代と懐かしく心躍るリバイバルが続きますが、ミドルエイジはこれにも要注意。当時の服がクローゼットに眠っているからと、引っ張り出して着てはいませんか？
今流行っているのは、その時代のデザインエッセンスを取り入れた”新しい服”。リアルな90年代、2000年代の服とは大きく違っています。また買った当時とは顔つきも体型も大きく変わっているため、似合わないケースがほとんどです。高くなくてもいいので、リバイバルファッションに限らず、おしゃれは最新アイテムでブラッシュアップしていきましょう。
なおLevi’s（リーバイス）の501やadidas（アディダス）のStan Smithのように、この先も変わることのないものは例外です。この先もずっと着られますよ。
NG「全身ファストファッション」⇒OK「こだわりを1点プラス」
続いて取り上げるのはコレ、全身ファストファッションです。
「動画サイトやSNSでおすすめされているし、全然問題ないんじゃないの？」と思うかもしれません。たしかにコスパ最高のGU（ジーユー）、カジュアルさに優れるH&M（エイチ&エム）など、ファスト系はいずれも優秀です。
ですが、”これだけは”という特徴のないコーデになってしまうのは、ミドルエイジにとっては痛いところ。服はいわば、その人のもう一つの顔。人となりが見えてこそ、大人の男の深みが感じられるものです。
きれいめが好きならば仕立てのいいジャケット、アメカジが好きならばヴィンテージのデニムなど、こだわりを1点プラスするだけでも印象は驚くほどに変わりますよ。
そのほかのNG・OKポイント
上で取り上げたほかにも、無難さを狙いすぎて華やかさがなくなっているおじさん風コーデや、体型をカバーできていないコーデには気を付けたいところ。前者は時計やアクセサリー、眼鏡で。後者はビッグシルエットを取り入れたメリハリコーデで解決してみましょう。