今回はBarbourの乗馬の際に着る洋服として作られた、名作アイテム”ビデイル”について詳しくご紹介。名作と呼ばれるビデイルの優秀なディテールに注目して、その歴史から解説していきます。
乗馬用に作られたワークウェア
今ではファッションアイコンの仲間入りしたビデイルですが、実はもともと乗馬用に作られたワークウェアでした。1980年にリリースされて以来イギリス文化の成長とともに歴史を刻んだジャケットとして有名で、英国紳士や農家、ロックミュージシャンまで、ジャンルを問わず多くの人から愛用されています。
ビデイルの特徴はワークウェア特有のこだわられたディテール。次項から職人の手によって作られる美しいデザインを紹介していきます。
オイルド加工の撥水性
コットンにオイルを馴染ませることで撥水や軽い防汚性を発揮するオイルド加工。ビデイルを代表するディテールで、着ていくと他の素材にはない独特の経年変化を楽しめます。
また、オイルが落ちてきたら自分でリペアして何年も着られるサステナブルな仕様。自分で育てていくジャケットとして長く愛用するファッショニスタも居す。
英国紳士のようにセットアップの上に羽織ってもOKなので、通勤で着るアウターとしてもおすすめ。
首元を温めてくれるコーデュロイ
ビデイルのもう一つのアイコンである襟のコーデュロイは、チンストラップにより寒いときに襟を立てて首元を暖めることができます。コーデュロイ生地なので、直接首に当たっても肌触りが優しいのがGOOD。
そして、コーデュロイ襟はコーディネートでアクセントに。小さい面積ですが、ファッション性と機能性を兼ね備えた優秀なディテールです。