ナチュラルな思考から派生されファッショントレンドして注目されているワークスタイル。2020年秋冬はその中でもワークウェアーの代名詞、シャツジャケット感覚で着用できる「カバーオール」が大人メンズの人気を博しています。

「カバーオール」はゆとりのあるシルエットでワークウェアーとしては作業がしやすく、着やすさと機能的な部分から現代でもファッションにおいてカジュアルウェアーとして着られています。

「カバーオール」はアメカジタイプとヨーロッパでのユーロタイプの2タイプ。
・アメカジタイプの方がよりカジュアルで、デニム生地が多くボタンは金属のドットボタンを使用、ポケットは4つが昔ながら。
・ヨーロピアンタイプは少し優しいムードで、コットンツイルの生地のものが多く、ボタンはプラスチック、ポケットは3つが一般的です。
現在はこのルールに捕らわれることなくデザインされています。

今注目するメンズの「カバーオールスタイルコーデ」はフレンチカジュアルなブームとの相乗効果で、きれいめシックに着こなすのがおすすめ! 今回はすっきりきれいめにコーデしたカバーオールの着こなしをご紹介します。

カジュアルなカバーオールにはボトムスと靴をブラックで上品にコーデ

出典: wear

男臭いヒッコリーデニムを使用したカバーオール。同素材で作られたベストをコーデすることでカジュアル感の強いカバーオールもシックで上品な印象になります。カバーオールの着丈は短めですのですっきりスマートな着こなしができ、パンツと靴をブラックで統一することで今年らしいきれいめな着こなしを実現します。

ヒッコリー生地のカバーオールをZOZOでチェック

カバーオールの生みの親「Carhartt(カーハート)」のカバーオールを今年らしく着こなす

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カバーオールの生みの親は、なんとアメリカの老舗カジュアルブランド「Carhartt(カーハート)」。Carhartt(カーハート)のカバーオールといえば、襟が濃いめのブラウンに見頃がマスタード系のブラウンが有名ですが、今年のトレンドカラーブラックをチョイスすることでシックなコーデが楽しめます。

デニムパンツとのカジュアルコーデもいいですが、スラックスとドレスシューズでの着こなしでカジュアルブランドのカバーオールもシックな大人スタイルで楽しめます。

ブラックのカバーオールをZOZOでチェック

カジュアルながらフレンチシックに着こなしたいカバーオールコーデ

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前身頃がダブルの仕様になった珍しいコートのようなカバーオール。生地がモールスキン(厚みがあり毛羽立ちのあるコットン生地。モグラの毛皮に似ている手触り)でしっかりとした上品な重厚感があるアイテムです。

上品な印象のアイテムだからこそカジュアルなミリタリーパンツとの大人フレンチカジュアルで着こなすのがGOOD! カジュアルなスタイリングにローファーをコーデすることでフレンチ感が倍増します。

ダブルのカバーオールをZOZOでチェック

カジュアルコーデをブラックのカバーオールで大人のフレンチスタイルへ

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ベージュのパンツにデニムジャケット、ローテクスニーカーとカジュアルスタイルなのに、襟がテーラードタイプのスマートシルエットのカバーオールを合わせることで、カジュアルさが抑えられた大人のフレンチスタイルが完成。

カジュアルをきれいめに着こなす新しいトレンドの流れを、みなさんもぜひ挑戦してみてください。

テーラードタイプのカバーオールをZOZOでチェック

By AKIRA SUGIYAMA

アパレルメーカーにてニットデザイナーとして勤務しプライベートではフリーザイナーで活動後、イタリアへ。MA学科を卒業。現在は様々なジャンルのファッションデザイナー育成にかかわっています。時代の動きに合わせ、トレンドを敏感に取り入れながらも、独自の感覚で様々なスタイルに挑戦中です。