おうち時間、ステイホームが叫ばれた今年。お気に入りの懐かしい映画を見返した方も多いのではないでしょうか。それに合わせるように、UNIQLO（ユニクロ）、GU（ジーユー）などのファストブランドからUNDERCOVER（アンダーカバー）、ETRO（エトロ）といったハイブランドまでさまざまなブランドがファッションアイテムとしてレトロ映画とのコラボアイテムを発売しています。
印象的なシーンはそのビジュアルだけでもインパクトがあり、アパレルとも相性が良いレトロ映画。今回はそんなアイテムとコーディネートを見ていきましょう！
インパクト抜群！「時計じかけのオレンジ」
20世紀の巨匠、スタンリー・キューブリック監督作品「時計じかけのオレンジ」はその強烈なビジュアルからさまざまなブランドがコラボアイテムを発売しています。ドメスティックブランドUNDERCOVER（アンダーカバー）19秋冬コレクションのモチーフにもなりました。
劇中における主人公アレックスの表情をプリントしたものが多く、シンプルなプリントでもそのインパクトで主役を張れるアイテムが多いことが特徴。スナップのようにオレンジの小物やブラックと合わせるとより「時計じかけのオレンジ」らしいコーデに。気取らずUSED感のあるデニムやワイドパンツと合わせると程よくレトロ感も演出できます。
無機質だからカッコいい。「2001年宇宙の旅」
同じくスタンリー・キューブリック監督作品「2001年宇宙の旅」は、「時計じかけのオレンジ」とは打って変わって無機質で現代的なビジュアルが魅力です。その分バックプリントなどさりげない場所に持ってくるとカッコいい！ 2020年春にGU（ジーユー）が、2020年11月にはZARA（ザラ）がそれぞれオリジナルコラボアイテム販売するなど年中引っ張りだこ。
長い上映時間の分、多くのモチーフとなるシーンが登場するため同じ「2001年宇宙の旅」コラボでもブランドによってさまざまなデザインがあります。
シルバーのスニーカーを合わせてスペーシーなコーデを楽しんだり、モノトーンコーデにアクセントで取り入れたり……。作中のキーキャラクター「HAL9000」のカラーであるレッドを合わせてもカッコいいですね。
パニックホラーを爽やかに。「JAWS」
スティーヴン・スピルバーグ監督による1975年のアメリカ映画「JAWS」。平和なビーチに襲い来る人食いザメの恐怖がBGMとあいまって一度見たら忘れられない作品です。
ポスターやDVDのメインビジュアルがプリントされたアイテムが多いですが、映画の内容とは裏腹に意外と爽やかなコーデに役立つのです。白地プリントのトレーナーをケミカルウォッシュのデニムやサイドライン入ったジョガーパンツと組み合わせて。秋冬に持てあましがちなTシャツもロングカットソーとのレイヤードに活躍します。青や赤がメインのビジュアルプリントトップスは、デニムジャケットとの相性も抜群です。
アイコニックだから取り入れやすい。「ゴーストバスターズ」
1984年、世界で大ヒットしたSFコメディ映画「ゴーストバスターズ」。2021年には最新作である「ゴーストバスターズ/アフターライフ」の公開が予告されています。公開を記念して「Reebok（リーボック）」とのコラボアパレルコレクションが2020年10月31日に発売されるなど、目が離せない作品です。
ゴーストバスターズの特徴的なファッションやマシュマロマンも有名ですが、欠かせないのはメインビジュアルに使用されたマーク。ちょっとおとぼけ顔のゴーストは、そのコーデをカジュアルにもスポーティにも変えられる便利な存在です。他の映画と違いアイコニックだからこそ、シンプルコーデの邪魔をしません。
幅広く長く愛される映画だからこそ、性別問わず楽しめる
ここまで紹介してきたアイテムはメンズアイテムがほとんどですが、女性が着ても違和感がないものばかりです。
レトロ映画コラボアイテムはそのモチーフ自体に性別の括りがない事から、ユニセックスとして制作・販売されていることが多いです。ペアルック、お揃いコーデはもちろん、レディースブランドがユニセックスとして作ったアイテムを手に取ってみるのも新たな発見があるかもしれません。
コラボアイテムの映画を知らないという人も、気に入ったアイテムを見つけたらそれをきっかけに鑑賞してみるのはいかがでしょうか？ 昔好きだった映画のコラボアイテムを探してみるのもきっと楽しいですよ。