クラシカルなトレンドの現在、懐かしさを感じるアメリカンテイストなカジュアルファッションが注目されています。アメリカンのカジュアルスタイルで有名なのが「アイビールック」と「プレッピースタイル」。どちらもアメリカの伝統的なファッションスタイルです。
みなさんも「アイビー」・「プレッピー」というフレーズは聞いた事があるのではないでしょうか? 今回はそんなアメリカの伝統的なカジュアルファッション「アイビールック」と「プレッピースタイル」の2020年&2021年冬の着こなしをご紹介します。
「アイビー」と「プレッピー」は何が違う?
「アイビー」ファッションとは…
1954年にアメリカの8大学フットボール連盟「アイビーリーグ」が結成され、その当時の大学生が好んで着ていたファッションをアイビーファッションと言います。紺のブレザーにボタンダウンシャツ、チノパン、スウェットプルオーバーにチルデンニット、ショート丈のブルゾンなど、きれいめなスポーティ感を出して着こなすのが特徴です。
「プレッピー」スタイルとは…
1980年代に大ヒットしたスタイリング。アメリカの名門私立高校を「プレパラトリースクール」と呼び、これを略して「プレップ」と呼ぶところから名づけられました。
アメリカの名門スクールに通う学生ファッションですので、カジュアルながらきれいめなエリートスタイルが特徴です。「プレッピースタイル」のもとは「アイビーファッション」。これをカジュアルダウンさせたスタイルを「プレッピースタイル」と言います。
ベージュのチノパンできれいめカジュアルを目指そう
2020年のチノパンは例年より全体のシルエットがワイド。ゆったりとしたサイズ感がゆるくリラックスした雰囲気を醸し出してくれます。チノ素材で作られたパンツであれば、カジュアルな着こなしも上品にまとめてくれる優れもの。
トレーナーの中にシャツをインしてきれいめに着用するのも、プレッピースタイルの重要なポイントです。
プレッピーの代表「ベースボールジャケット」の着こなし
プレッピースタイルの定番「ベースボールジャケット」は、袖口、裾、襟にリブが使用されたスポーティなアイテムです。その昔、ベースボールの競技場にて野球選手が防寒用として着用されたのが始まり。
スナップのようにベースボールジャケットにミリタリーパンツとコーディネートして、爽やかなプレッピースタイルを楽しみたいですね。
フーディーアイテムで爽やかなアメリカンスタイルを作ろう
プレッピースタイルを作り上げるフーディーアイテムは、2020年の冬トレンドであるビッグシルエットがおすすめです。
体を締め付けないシルエットがアメリカンスタイルを作るポイント。トップスがオーバーサイズのときは、スキニーパンツを組み合わせて上下のバランスを取った着こなしを目指しましょう。
「紺ブレ」はアイビーファッションを作り上げる重要なキーアイテム
爽やかでスマートなアイビーファッションを作り上げるキーアイテムであり、アイビーファッションの顔とも言える「紺ブレ(ネイビーブレザー)」の存在を忘れてはいけません。
カジュアルなスタイリングに上品な紺ブレをコーデすることで、ワンランク上のファッションを楽しむことができます。