ミュージシャンや俳優にも愛用者の多いVivienne Westwood(ヴィヴィアン・ウエストウッド)。矢沢あいによる「NANA」のイメージも重なり、”人一倍おしゃれにこだわりのある層”のブランドという印象を持つ方も多いでしょう。

今回は、そんなVivienne Westwoodに徹底フォーカス。ブランドの歴史や個性を通して、その魅力をお伝えしていきます。

パンクファッションの王道にして元祖

出典: wear

パンクと聞いて多くの人が思い浮かべるであろうSex Pistols(セックス・ピストルズ)。その始まりの地であるブティック”SEX”をマルコム・マクラーレンとともに共同経営していたのが、このVivienne Westwoodです。

彼女がブランド初期に使ったボンデージ(拘束服)や穴あき、コラージュといった手法は、今もなおパンクファッションのアイコンとして世界中に影響を与え続けています。

栄華を誇った英国像、揺るぎない反骨精神を併せ持つ

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デビューから数年後、”海賊や魔女”といったテーマを経てヴィクトリア朝のファッションに接近したVivienne Westwood。クラシックなシルエットとゴージャスかつ繊細な素材使いは、まさにイギリス黄金時代といった雰囲気を醸し出しています。

一方、反体制的なメッセージをプリントしたり、ボディをセクシャルに強調したり、羞恥のシンボルであるイチジクの葉を登場させたりと、その切れ味は変わらず。近年は環境保護を訴え、社会派としても存在感を放っています。

ひと目でファッショニスタとわかる”オーブ”

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土星のよう、あるいは王冠のようとも称されるVivienne Westwoodのオーブロゴ。イギリス王室を意識してデザインされたこのシンボルは、少なくとも1987年にはレディースジャケットのボタンに描かれ、評判を呼びました。

今日ではメンズシャツのワンポイント、ネクタイの柄、ネックレスやピアスなどに広く使われており、ファッショニスタのアイコンとして愛されています。

パンクの女王が送る、気骨ある男性のためのウェア

過激かつエレガント、そして時にアイロニーも織り交ぜて繰り出されるVivienne Westwoodのアイテム。その強いメッセージ性は、一度袖を通すとクセになること間違いなし!

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By igr600

フリーのファッションライター。雑誌&WEBにて、モードからカジュアルまで幅広く執筆中です。おもにトレンド分析・カラーコーディネートといった情報を発信しています。