残暑はつづくよどこまでも。厳しい夏の暑さに「赤」ってアリ？

“情熱・刺激・勝利”といったパワフルなイメージの「赤」。たいへんに魅力的な色ですが、猛暑のなかでは「暑苦しそうに見える」といった意見もちらほら……。しかし、「諦めるのはちょっと待って！」この時期にも清々しく赤を着こなしているファッショニスタは大勢いるんです。

さっそく猛暑のなかでも、赤がおしゃれみえるテクニックをチェックしていきましょう。

明るさ・鮮やかさを抑えてマイルドに

ひと口に赤と言っても、“明るい調子のローズレッド”や“鮮やかな紅色”など種類はさまざま。情熱的なエネルギーをマイルドに使いたい場合には、「明度（色の明るさ）や彩度（色の鮮やかさ）を抑えた赤」を選んでみましょう。

こちらのファッショニスタも、ややくすみのある赤を使って落ち着いたコーデに。秋がもっと近づいてきたなら、さらに深みのあるトーン（色調）を選ぶのも雰囲気が出ていいですね。

「少ない色面積で使う」のも、赤の主張をソフトにする方法。靴や帽子、バッグといった小物で取り入れるとほどよい抜け感も生まれ、おしゃれ度のアップにもつながります。

こちらのスナップではハンチングで導入。パロディTシャツの“赤”とリンクさせ、あたかもそれが必然であるかのようにアピールしたテクニックにも注目です。

モダンでおしゃれな印象をつくる「赤×黒」の組み合わせ。パキっとしたコントラストの強さが赤の魅力を引き立てる一方、シャープでクールなニュアンスも加えてくれます。

コーデにまとまり感の出る「色数を抑える」手法も有効。スナップではストールなどの小物にベージュといった赤に近い色あいを選び、赤×黒の魅力をさらに引き出しています。

“とにかく赤が好き、赤で自分をアピールしたい”。そんなパッションも、もちろんGOODです！ジャケットやパンツといったメインアイテムに赤を使って真っ向から挑めば、むしろ爽快。周りに元気を与えるナイスコーデに仕上がります。

スナップではトーン（色調）差を効かせた赤×白ボトムでさらにインパクト強めに。グラフィックTシャツやヘアカラーもすてきな個性で着こなした、見事なお手本です。