秋冬のアウターといえば、マウンテンパーカーやコーチジャケット、ダウンがおなじみ。でも、「ナイロンやポリエステルのツルツルとした生地感だけでは、季節感が出なくてもったいない」というのが、ファッショニスタたちの共通見解です。
今回は秋冬のおしゃれにぜひ取り入れたい「ムードのある生地」をチェックしてみましょう。
優しい風合いの「メルトン」
紡毛糸(ぼうもうし。毛羽の多い糸)を織った後に、縮絨(しゅくじゅう。人工的に収縮させる)加工と起毛加工で仕上げる「メルトン」。フェルトのようなほっこりとした質感と大人な光沢感、そしてバツグンの保温性が魅力の秋冬の定番生地です。
メンズファッションへの導入は、やっぱりアウターで決まり。ピーコートやダッフルコートはもちろん、チェスターコートで取り入れても男らしさと優しい風合いのハーモニーを楽しめます。
素朴なワイルド感が楽しい「ツイード」
「ツイード」は、ハリスツイードやシェットランドツイードなどでおなじみの生地。ホームスパンを源流とする無骨ながらも温かみのある風合いが特徴で、カントリージャケットを通して広く愛されています。
定番のアウターで取り入れるならば、こちらのファッショニスタを参考に。モノトーンでの構成×タートルネックニットの合わせが都会的で、クールな秋冬のスタイルを演出するならうってつけです。
秋冬シャツの定番「綿フランネル」
「ブロードやオックスフォードのシャツだと見た目にも寒い……」。そんなときに大活躍するのが「綿フランネル」。ウィンター・コットンとも呼ばれる生地は、しっかりした厚みと毛羽感を持ち、冴ゆる頃にぴったりな雰囲気を演出してくれます。
スナップのようにブルゾンライクなダブルポケットの一枚を選べば、アウターとしても使えてGOOD。トレンドのチェック柄を中心にぜひトライしてみて!
手軽さが嬉しい「フリース」
ファストファッションでお世話になっている方も多いはずの「フリース」生地。保温性が高く、軽く、さらに肌触りもいいと、1998年の「フリース旋風」からすっかり秋冬のマストになっています。
スナップではブルゾンで用い、親子でおしゃれに楽しくリンクコーデ。メンズ、レディース、キッズが揃うのも、やっぱりお手軽なフリースならではです。この冬の家族イベントは、このコーデで決まり!?