普段何気なく選んでいる洋服や小物、インテリアの色には「暖色系」と「寒色系」があり、自律神経や心に作用しているのはご存知でしょうか? 暑い時期にブルーなどの涼しげな色をチョイスしているのにも、ちゃんと理由があるんです。
今回はその作用を生かして、涼感のある夏スタイルをご提案します。
もくじ
「暖色系」と「寒色系」では自律神経への作用が違う
自律神経には交感神経と副交感神経があり、それぞれ一方だけが働くのではなく、どちらが優位になるかでホルモンへの作用が変化していきます。
赤、黄色、オレンジなどを指す「暖色系カラー」は暖かみを感じます。視覚的には交感神経に作用して興奮させ、活力が出るほか気分も明るくなります。
一方「寒色系カラー」は青、緑、青紫などを指し、寒さや冷たさを感じます。視覚的に副交感神経に作用して、興奮を抑え鎮静効果をもたらします。
体感温度に差が出るってホント?
同じ間取りの部屋で、壁の色を寒色系カラーにした場合と暖色系カラーにした場合とでは体感温度に差があるという実験結果があります。同じ室温にも関わらず、寒色系カラーの部屋では2~3℃低く感じるとのこと。
意外と大事な視覚効果。暑い時期は寒色系の色を取り入れることで涼しく過ごしたいものです。
ブルー系(寒色系)で夏服を涼しくスッキリした印象に
寒色系の代表選手である爽やかなブルー系。特に空や水をイメージする水色は夏に着たくなりますね。清涼感があり、精神的にも落ち着きます。冷静な判断を後押ししてくれるので、オフィスでも活躍しそうです。
ブルー系のコーディネートは爽やかで涼感たっぷり! 花柄スカートはブルーの落ち着きで甘さを抑えて、クールに着こなしましょう。
グリーン系(寒色系)で爽やかな風を感じる
平和や安らぎを感じるグリーンには、希望や明るい印象もあります。植物のグリーンからもイメージできるように、爽やかな風を感じますね。
人気のマキシワンピースは今年一枚持っておきたいアイテム。スナップのグリーンは晩夏の日焼け肌にもピッタリで、モデルさんは大人っぽく着こなしています。スニーカーでカジュアルダウンするのも旬のスタイルです。
ホワイト(無彩色)は夏のきれいめコーデにピッタリ
ホワイトはブラックやグレーと同じ無彩色のグループ。純粋(ピュア)、潔白、浄化のイメージに加え、軽量感もあります。見た目を涼しく、気分をリフレッシュしたいときにおすすめのカラーです。
ひざ下丈ワンピースにワイドパンツをレイヤードした、スタイリッシュな夏スタイル。ゆるっとした組み合わせですが、両方ホワイトなら爽やかできれいめに仕上がります。お出かけやオフィスカジュアルにもおすすめです。
夏バテを吹き飛ばす元気カラーはオレンジ(暖色系)
暑い季節に取り入れたいのは、爽やかで涼しい印象を受ける寒色系カラーだけじゃありません。オレンジは暖色系ですが、夏にピッタリな元気になるカラーなんです。太陽や果物の印象から、元気、エネルギッシュ、ビタミンのイメージがあります。
トレンドのカシュクールトップス×グレージュワイドパンツでアクティブなコーディネート。暑さで元気が足りない時はオレンジを取り入れてみてください。顔周りも明るくなって、たちまちアクティブになれそう♪