夏に履きたいおしゃれ靴、エスパドリーユの意外と知られていない歴史について

夏のおしゃれやリゾート履きには、足元のおしゃれが欠かせませんよね!
どのような形・カラーの靴をチョイスするかで、全身コーデのイメージもずいぶん変わってくるもの。
特にリゾート気分を盛り上げてくれる靴としては、エスパドリーユがあります。
サンダルとしても使えるエスパドリーユは、カラフルで斬新でカラーで最近はより品揃えも増えてきた印象。
ところであなたは、この靴の歴史についてご存知でしょうか?

「エスパドリーユ」はフランス語だけど、スペインの靴じゃないの?

「エスパドリーユ」という言葉はフランス語です。

「ん、でもエスパドリーユで有名なメーカーってスペインに多いような?」

まさにその通りで、エスパドリーユはスペインでも履かれる靴です。

実はエスパドリーユは、スペインとフランスにまたがるバスク地方が発祥の地とされているのです。だからフランスでもスペインでも馴染みがあるんですね。
ちなみにスペイン語では「アルパルガタ」と呼びます。

農民の民族衣装としてはじまったエスパドリーユ

エスパドリーユが生まれたバスク地方では、エスパルトと呼ばれる丈夫なロープを作るイネ科の植物が取れました。
これを用いてしっかりした靴を作ったのが、エスパドリーユのはじまりです。

この靴を歴史は古いようで、17、18世紀にはすでに存在していたと言われます。
エスパドリーユは非常にしっかりした靴ですので、農民の普段履きとして彼ら自身の手で作られていました。
狭い地域での民族衣装だった、と言ってもいいでしょう。

アメリカの映画業界がエスパドリーユをファッションアイテムにした!

エスパドリーユをファッションアイテムとして世に送り出そうとしたのは、アメリカです。
アメリカの映画内で登場させたことで注目され、その後はイブ・サンローランがよりデザイン性の高いエスパドリーユをデザインしてさらに人気に。
さらに1980年代・2010年代と何度かトレンドの波に乗り、現在に至ります。

今も昔も男女に問わずに愛されるエスパドリーユ

農民の作業靴から、ファッション界に欠かせないランウェイのアイテムとなったエスパドリーユ。
しかし現在ではエスパルトではなく、ジュートという繊維が主に使われており、アジアの工場で作られることも多いとか。
ただ、たとえ素材が変わっても、男女を問わずに農民に履かれていたエスパドリーユは、今でも変わらずにユニセックスなアイテムとして愛されています。
そして気軽なサンダルとして、本当によく見かけますよね。

どうです? ちょっとエスパドリーユに対する見る目が変わったんじゃないでしょうか。

ライター:みずしま

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みずしま

みずしま

着付け師の母のもとで育ち、和装・洋装問わずコーディネートの面白さに目覚める。大学院を終えたのち、おカタイ職業に就いたものの、「おしゃれな格好が出来ないこと」が想像以上のストレスとなり退職。現在は学生時代から続けているライター業で生計を立てている。普段から和装をする機会も多く、そのこともあってかシンプルな形の中に小物や色味でメリハリをきかせたコーディネートが得意。趣味は観劇で、特に歌舞伎の鑑賞はライフワーク。観劇中もついつい衣装に目がいってしまうのはご愛嬌。