2016年の秋冬から2017年にかけて、なかなかクセのあるミリタリー風のアウターがトレンドとなっていますよね。
スカジャンにベトジャンにMA-1・・・「聞いたことはあるけれど、実際何がなんだかわからない!」という方も意外と多いのではないでしょうか?
そこで今回はこれらのアウターがどんなものなのか、歴史を交えてわかりやすくご紹介したいと思います。
今さら人に聞けないミリタリーアウター1、スカジャン
スカジャンとは光沢のあるジャンパーに、主に和風の刺繍の柄を入れたもののことです。
横須賀の基地にいたアメリカの軍人が、自分たちのジャンパーに刺繍してもらったことが始まりなんですよ。
ヨコスカのジャンパー=スカジャン
というわけですね!
アメリカの軍人たちが本国へのお土産にする……というわけで「スーベニア(お土産)ジャケット」という名前もあります。
現在では幅広い年代で愛され、女性にも愛用されていることは皆さんもご存知のとおりです。スナップのファッショニスタのように、甘辛の組み合わせでももちろんOK。
スカジャンの持っている光沢感は意外とシックにまとまるので、お手持ちのアイテムと合わせてみるといいでしょう。
今さら人に聞けないミリタリーアウター2、ベトジャン
ベトジャンとは「ベトナムジャンパー」の略で、実はスカジャンの仲間です。
スカジャンの中でも、特にベトナム戦争時代(1960~1975年)に作られたものを言います。
刺繍のデザインがベトナムの地図をモチーフにしたものが多いのが特徴です。
スカジャンよりも歴史が浅いためか、ファッションよりもミリタリーっぽさが全面出ているものが多いですね。
基本的にビッグシルエットではないデザインなので、「今ビッグシルエットが流行っているけど自分には似合わない」なんて思っている人にもおすすめです。
スナップのアウターよりも、カーキなどのアースカラーのものを指すことも多いようです。
今さら人に聞けないミリタリーアウター3、MA-1
スカジャン・ベトジャンと同じく、MA-1も軍由来のものです。
もともとMA-1はフライトジャケットでした。空軍の航空機のパイロットが乗るものだということですね。
航空機に乗っているとすごく寒いので、防寒のためのアイテムとして進化したのがMA-1なのです。そのため、古着屋さんで本物の軍用のMA-1を購入すると、すごく暖かくてびっくりするくらいです。
でも現在のファッション目的のMA-1の場合は、あくまでもデザイン重視。
デザインの魅力は何と言ってもシンプルでマニッシュなこと!
スナップのファッショニスタのように、思い切ってボーイッシュに着こなしたい人には特におすすめです。
いかがでしたか。
スカジャン、ベトジャン、MA-1、いずれも軍由来のファッションアイテム。
それぞれの個性に合わせて、自分の好きなものをチョイスするようにしましょう♪