大切なドレスやワンピースにうっかりお化粧がついてしまったことはありませんか? クリーニングに出したいけれど、すぐには持って行けない場合も……。今回は万が一に備えて知っておきたい、お化粧汚れがついてしまったときの応急処置テクニックをご紹介します。
もくじ
【事前準備】まずは生地の性質・汚れの原因をチェック
メイクが服についてしまって焦る気持ちはわかるものの、いきなり水や洗剤で落とすのは逆効果になることも。生地の素材やお化粧汚れの種類によって対処法が異なるため、まずは洗濯表示や汚れの原因をチェックすることが大切です。
このとき、水洗い不可の表示がされているアイテムは無理にさわらずにプロに任せるのが◎。自宅で洗えるかどうかを確認の上、それぞれの生地・汚れに合わせた応急処置を行いましょう。
【ファンデーション】クレンジングオイル
ここからは、メイク用品ごとの応急処置を解説します。
「ファンデーション」の成分は油と粘土系の顔料。ワンピースやドレスについてしまったときは、クレンジングオイルを使った応急処置が有効です。
服は濡らさず乾いた状態のまま、クレンジングオイルを直接塗布して汚れを浮かせましょう。外出時の応急処置として、携帯できるメイク落としシートを持っておくのもおすすめです。
【口紅】アルコール+コットン
ドレスアップ用の口紅は色味がはっきりとしている場合が多く、お洋服についてしまうと厄介ですよね。「口紅汚れ」の応急処置として、アルコールとコットン(もしくは柔らかい布)を使う方法があります。
生地の下に当て布をし、アルコールを含ませたコットンで汚れ部分を叩きます。ある程度シミ抜きができたら、通常どおりに洗濯しましょう。
【マニキュア】除光液orガムテープ
お洋服に「マニキュア」がついてしまった場合は、爪と同じように除光液で汚れを落としましょう。このとき、綿棒やコットンを使って丁寧に馴染ませるのがポイントです。
服に除光液をつけるのは抵抗がある……という方にはガムテープを使う方法がおすすめ。マニキュアをしっかりと乾かした後、ガムテープを押し当てて汚れごと剥がし取ります。デリケートな生地は傷んでしまう可能性があるため、ドレスやワンピースの素材を確認してから行いましょう。
【アイシャドウ・チーク】クレンジングオイル+台所洗剤
「アイシャドウ」と「チーク」は成分が似ているため、応急処置も同じ方法でOK。汚れを落とすには、クレンジングオイルと台所洗剤の組み合わせが効果的です。それぞれを1:1の割合で混ぜ、生地の下に当て布をしたら、綿棒やコットンで汚れを落としましょう。
これはお化粧汚れ全般に言えますが、応急処置の基本は根気よく汚れを叩いて吸い取ること。焦るあまりにこすってしまうと汚れが広がるほか、毛玉ができる可能性があるので注意が必要です。