髪をブリーチしてから染める「ハイトーンカラー」。外国人風で透明感のある色合いに、「一度はやってみたい!」と憧れる人も多いのでは。一方、今までブリーチをしたことがない人にとっては、不安要素の多いヘアカラーでもあります。
そこで今回は、人気のハイトーンカラーにまつわるすべての不安を解消すべく、メリットとデメリットをまとめました!「ダメージが気になる」「頭皮が痛くならないか心配」「そもそも自分に似合うの?」「今までと同じ服装だと合わなくなるのでは?」など、あらかじめ知っておきたい情報満載です!
もくじ
メリット1:染められる色の幅が格段に広がる!
ハイトーンカラーの一番の魅力は、なんと言っても「色味の美しさ」! ミルクティー、ピンクベージュ、グレーなどなど、自由自在な発色を可能にします。
一方普通のヘアカラーは、何色に染めても”オレンジみを帯びたブラウン”っぽさが残ってしまうのが常。これは日本人の髪に元々含まれている「赤み」や「オレンジみ」の色素が影響するためです。ブリーチによってこれらを取り除くことで、表現できる色味の幅はグンと広くなります!
メリット2:自由自在にデザインできる!
ハイトーンカラーのもう一つのメリットは、「デザイン性の高さ」。「ブリーチするところ」と「ブリーチしないところ」を塗り分けることで、まったく違ったスタイルが完成します。
たとえば、ストライプ柄のようなライン状にブリーチする「ハイライト」や、内側の髪だけをブリーチする「インナーカラー」、毛先だけをブリーチする「グラデーション」など。種類も豊富です♪
ヘアスタイルに立体感を出したり、アクセントとして際立たせたり。ハイトーンカラーはブリーチをする範囲や箇所によって”派手さ具合”を調整できるので、「全頭ブリーチするのはちょっとハードルが高いな」と思う人でも挑戦しやすいですよ。自分にピッタリのデザインに必ず出会えるはず!
メリット4:コーデの幅も広がる!
ハイトーンカラーで作る”透明感のあるかっこいい髪色”は、雰囲気を一気にあか抜けさせてくれます。髪色の存在感が強い分、服装は色数を抑え、「ややシンプル」を意識すると好バランス。モノトーンが主役のモードな着こなしや、鮮やかな色味を取り入れたカジュアルスタイルなどもよく合います♪
「今まで持っていた服が新しい髪色の存在感に負けている」と感じたり、「生まれ変わった自分にふさわしくない」と感じたら、思い切ってクローゼットの中身を断捨離してみてもいいかもしれません。着こなしの幅が広がり、ファッションがいっそう楽しくなるはずですよ!
メリット5:色落ちしていく過程まで楽しめる!
“ブリーチしただけ”の髪は、見事な金髪。そこへ希望色のヘアカラーを上塗りしたのが「ハイトーンカラー」です。残念ながら「日を追うごとにその色はだんだんと薄まっていき、金髪に戻っていく」というシナリオを辿るのですが、色落ちする過程がキレイなのもハイトーンカラーのメリット。濃い色素がフェイドアウトしながら見せる表情の変化も楽しめます♪
デメリット1:髪や頭皮への刺激が強い
髪をブリーチするデメリットは、周知のとおり「ダメージが進むこと」。切れ毛ができやすくなったり、手触りが悪くなったり、パサついたりと、「髪が扱いにくくなった」と感じるかもしれません。
また、頭皮への刺激も強いので、荒れていたりニキビなどのトラブルがあったりするときは絶対にブリーチは避けるべき。どうしてもブリーチをしてみたいなら、薬剤が頭皮につかなくて済むデザインをオーダーするのが鉄則です!
デメリット2:一度のブリーチでは思い通りの色にならないこともある
ハイトーンカラーは、”ブリーチによってどこまで余分な色素を抜けるか”が肝心要。とくにグレーやシルバーなどの寒色系カラーは、白っぽくなるまで脱色しないとキレイに発色しません。1回のブリーチでオレンジみが残った場合、希望する色によっては2回以上のブリーチが必要になることもあります。
「希望色のために!」と意気込んでブリーチを複数回すると、仕上がりは思い通りになったとしても、代わりに髪の質感がかなり落ちるおそれもあります。「ハイトーンカラー」には、こういったジレンマがつきもの。髪質と希望色の塩梅を、信頼できる美容師としっかり打ち合わせしましょう!
デメリット3:メンテナンスに手がかかる
ブリーチ後の髪を健やかに保つために、お家でのお手入れは必須。「クシ通りをよくするためにこまめにトリートメントをする」「切れ毛にならないようにブラッシングを用心深くする」「ヘアオイルでツヤ感を保つ」など、メンテナンスの手数が増えることも頭に入れておかなければいけません。
デメリット4:退色するのが早い
メリットの裏返しともいえますが、「ハイトーンカラー」のデメリットの一つとして、「色落ちの早さ」が挙げられます。サロン帰りのフレッシュな色味は、約1週間ほどで彩度がダウン……。髪のダメージ具合や染めた色味にもよりますが、”色の平均寿命”が短いのも事実です。このことを踏まえて、「色落ちした金髪も好き」くらいの感覚でハイトーンカラーを楽しむのがGOOD!