最近見かけることが多くなった「ダメージニット」。切れていたり、穴が空いていたり、普通の感覚でいったら「ボロボロ」に見えるはずなのに、何でおしゃれと言われているの?
今回はその「ダメージニット」について解説します。
そもそも「ダメージニット」って何?
「ダメージニット」とはその名の通り、ダメージ加工が施されているニットのことです。
ダメージのデザインはアイテムにより多種多様。裾だけのダメージもあれば、全体がダメージ加工されているもの。また、プツンとラフに切られているものから、カットではなく、わざとほつれさせたような加工など。ブランドによって異なる表情のダメージデザインがあるのが特徴です。
ただのボロボロじゃない? 「ダメージニット」がおしゃれに見える理由とは
「ダメージニット」が、おしゃれアイテムとして受け入れられているのはどうしてなの? と思う人もいるはずです。
まず一つ目にいえるのは、本当のボロボロニットではなく、それぞれのブランドが計算して加工を入れた、言わばデザインだから。
次に、古着アイテムやヴィンテージライクなコーディネートが人気な昨今は、少し味を感じるラフなコーディネートが人気です。デニムパンツのダメージ加工や、Tシャツの色褪せたデザインがおしゃれと言われていることと実は似ているかもしれません。
「ダメージニット」、どうやって取り入れたらいいの?
お次はコーディネートの取り入れ方をお教えします。
デニムパンツでいうと、ノンウォッシュよりも、ダメージデニムや色あせた加工入りの方がカジュアルに見えますよね。
「ダメージニット」も同じで、シンプルなニットだとコンサバになりすぎる着こなしを、ダメージがあることで程よくカジュアルに見せることができます。また素材に加工があるので、コーディネートに抑揚ができたり、そのルーズさが抜け感になったりすることも。
例えば、普段の着こなしで少しカジュアルダウンしたいと感じたときや、「ベーシックすぎてつまらないな」と思ったときに取り入れてみると、コーディネートの印象がガラッと変わるはずです。
普通のニット感覚で取り入れられて、だけど見た目はまったく違うものになるので、ぜひトライしてみてくださいね。