最近、目にすることが少なくなった「一張羅(いっちょうら)」という言葉。着物を日常的に着ていた時代から使われている言い方のようですが、一体どういう意味なのでしょうか?
今回は「一張羅」について最近の意味合いをプチ解説。どんなアイテムが一張羅になるのか、チェックしていきましょう!
もくじ
一張羅の意味合いは「おしゃれ着」に変化
一張羅(いっちょうら)には二種類の解釈があります。一つは「持っている衣服の中でもっとも上等な物」、二つ目は「たった一枚だけの衣服」。
最近では【おしゃれ着】としての趣旨で使われるのが一般的になりました。高価な着物を数少なく持っていた時代から移り変わり、一張羅の意味合いそのものが変化してきています。
「ブラックフォーマル」は一張羅のニュアンスにしっくり馴染む
それでは、最近はどんなアイテムを一張羅というのでしょうか?
【ブラックフォーマル】は「格式のある式典に出席するときの正式な装い」の意味から、一張羅(おしゃれ着)のカテゴリーに。中でも、高級感がありトレンドに左右されないデザインのブラックドレスは、一張羅のニュアンスにしっくり馴染みます。
ハイブランドの服は一張羅? それとも勝負服?
生地やデザイン、カッティングなどクオリティが高いハイブランドの服も、一張羅と呼べるもの。ここぞ!というときに着る洋服は【勝負服】とも言いますよね。
「一番上等な服=一張羅」に対して、「特別な機会に着る服=勝負服」と、本来この二つは意味合いが異なります。しかし最近では使い方に違いがなく、線引きが曖昧になってきているようです。
カジュアルでもお気に入りなら、広い意味で一張羅(おしゃれ着)
「身に着けるだけで気分が上がる服」は、広い意味では一張羅の一つ。価格が手頃でカジュアルでも、お気に入りなら、それは着る人にとって「おしゃれ着」ですよね!