年齢を重ねると「あれ? この色、似合わなくなってきた……」と感じることも。なんだか元気がなさそうに見えたり、疲れたように見えたりするのは、洋服の色が原因かもしれません。大人世代のファッションはどんな色味に注意し、どう着こなせばいいのでしょうか。
そこで今回は【40代50代の老けて見える服の色】を一挙ご紹介。気を付けたい色と、若見えする着こなし方を解説します!
もくじ
気を付けたい色1|グレー
40代50代が老けて見える代表格が【グレー】。合わせやすいイメージがある一方で、寂しい印象を与えることも。無機質な色味のせいで顔まわりが沈んで見える心配があります。
グレーの若見えする着こなし方
グレーを若見えさせる着こなし方のポイントは、すばり「グラデーションカラー」。白・ライトグレー・グレー・ダークグレー……という風に、合わせる服の色に濃淡がつくよう組んでみてください。のっぺりしがちなグレーに奥行きが生まれ、オシャレに着こなせます。
生地にツヤやシアー感があればさらに効果的。グレーの服が程よく華やぎ、老け見えを解消します。
気を付けたい色2|ベージュ
グレーと並ぶ定番色である【ベージュ】。ナチュラル派さんに人気で無難なイメージですが、肌馴染みのよさゆえにボンヤリしてしまい、肌がくすんで見える原因に繋がります。
ベージュの若見えする着こなし方
ベージュの持ち味は、ふんわりとした品のよさ。そんな淡い色味を引き立てるのが「黒またはネイビー」と「白」の配色です。パキッとした基本色で挟むと柔らかいベージュ色が映え、メリハリのある装いにアップデート。加えてクリーンな白を忍ばせることで健康的な肌色を演出します。
気を付けたい色3|ブラウン
シックで落ち着いた雰囲気の【ブラウン】。しかし、枯れ木を連想させる色でもあることが老け見えしてしまう原因に。
特に気を付けたいのが起毛素材のニットやツイード。渋すぎる色味にほっこりした生地感が加わることで、ますます加齢を感じさせる恐れがあります。
ブラウンの若見えする着こなし方
大人がブラウンを着るときにイチ押しなのが「流行りアイテム」。例えば今季であれば、スタイリッシュなベストやジレ、ジャンパースカートがおすすめです。
ツヤ感のある生地で取り入れるとなおよし。コーデに鮮度が加わることで、大人っぽさのある今どきのルックスに仕上がります。しかも落ち着いたブラウンカラーのおかげで派手見えしないのもメリットです。
気を付けたい色4|カーキ
ベージュやブラウンと同じアースカラーの【カーキ】。黄色とブラウンが混じったような色合いが特徴です。
カーキは英語で「土埃り(つちぼこり)」の意味を持ち、保護色になることから軍服の定番色。そのため辛口な雰囲気があり、大人女性がそのまま着るとキツく映る心配があります。
カーキの若見えする着こなし方
くすんだカーキ色がイキイキ見える秘けつは「ツヤ」です。特におすすめなのが光沢とハリ感のある生地のフレアスカート。
白トップスを合わせればカーキ色を引き立て、清潔感たっぷりな装いに。カーキ独特のミリタリー感を解消しつつ、ハンサムな雰囲気を演出します。
気を付けたい色5|黒
【黒】は喪服のイメージがあることから、大人世代が着る場合はコーデに配慮しましょう。またダークな色味のせいで元気がなさそうに見えたり、暗い雰囲気を漂わせたりする要因に繋がることも。
黒の若見えする着こなし方
そんな黒をおしゃれに着こなすのには「甘いブラウス」がうってつけ。スナップのようなボリューム袖やペプラムをはじめ、ティアード・ビッグカラー・ボウタイなどがおすすめです。
女性らしいデザインを選ぶほか、フェミニンな雰囲気の素材を取り入れるのも効果的。例えばレースやチュールをあしらった黒ブラウスは40代50代にしっくりマッチ。華やかさとモード感を両立します。
気を付けたい色6|ラベンダー
きれい色ながら加齢を感じさせてしまうのが【ラベンダー】。中でもくすんだラベンダーカラーには「シニア向けの服」というイメージがあるので要注意です。
ラベンダーの若見えする着こなし方
ラベンダーはグレー味のない透明感のある色味を選ぶのがポイントです。加えて合わせるアイテムもグレーやベージュなどボンヤリした色ではなく、「黒の服」を選んでパキッとしたコントラストを強調するのがコツ。クリーンなラベンダーを引き立たせながら華やかな装いに決まりますよ。
気を付けたい色7|くすみカラー
きれいな色調なのに派手に見えないと若い世代に定評がある【くすみカラー】。別名【スモーキーカラー】とも呼ばれています。
グレーがかった色味は落ち着いた雰囲気がある一方で、40代50代にとっては気を付けたい色。彩度が低いため、大人が洋服に取り入れると老けた印象を与えがちです。
くすみカラーの若見えする着こなし方
くすみカラーに合わせたいのが「白のアイテム」。清潔感ある白色を取り入れれば、グレイッシュカラーを着てもトーンアップして見えますよ。
しかも白色がくすみカラー本来のシックなニュアンスを引き出し、全体が大人っぽく。これならくすみカラーのアイテムが悪目立ちせず、さりげなく着こなせます。
【番外編】気を付けたい柄|花柄
「花柄」は大人に人気がありますが、間違えると古臭く見えることも。特にカラフルな花柄は可愛らしすぎて若作りしているように見えるほか、ペラッとしたチープさを感じさせるので要注意です。
花柄の若見えする着こなし方
40代50代が着る花柄は「モノトーンカラー」が最適です。中でもイチ押しなのが黒×白だけの2配色。色数とカラートーンを抑えることで、大人っぽさがグンと高まります。
カッチリしたベストやトレンチコートを羽織るとより効果的。花柄がキリッと引き締まり、40代50代の装いにマッチします。
2023年5月17日 公開
2024年8月22日 更新