「なんだか最近、肌荒れ気味で治りが悪い」
そう思ったら、もしかしたら『肌カビ』かもしれません……! 肌の不調が続いたら、スキンケアといっしょに肌カビ対策もしていきましょう。
もくじ
『肌カビ』って何?
肌カビとは真菌の仲間で『マセラチア菌』のことです。
肌の常在菌で通常の数であれば悪さをすることはありませんが、あくまでもカビの一種。湿気が多い季節、季節の変わり目で肌が不安定になると汗や蒸れたりすることで以上増殖の原因になります。
『肌カビ』増殖スポット
肌カビは人の皮脂が大好物です。
皮脂分泌が多い毛穴ポケットに入り込み増殖していきます。特に、脂性肌で、汗をかきやすい人は毛が密集している頭皮や脇の下、陰部は増殖しやすくなるので要注意です!
『肌カビ』が増殖すると……
においやべたつき、肌に炎症を起こすサインを出し、肌荒れ、かゆみ、あかみを引き起こします。
また、肌カビが脂肪分解酵素のリパーゼを排出、肌に刺激を与え皮脂を分解したり、細胞を溶かしたり、それにより、角質代謝が早くなり老化早めることにもつながるのです。
ちなみに、こんな症状が出たら肌カビトラブルを疑ってください。
【皮脂性皮膚炎(頭皮)・フケ】
頭皮の角質層がかたまりとなってはがれる。乾燥した粉状ではなく、普通のフケより大きいのが特徴です。皮脂と混ざりベタついている場合。
【でんぷう】
肌がまだら模様に変色して戻らないのは、肌カビが皮膚の色素を作る細胞を刺激して機能が低下しているからです。胸や背中などの皮脂が出やすい体幹部によく見られます。
【マセラチア毛包炎】
・ニキビより小さく黄色や白ではなく赤いポツポツが背中や胸元の広範囲に表れる症状。毛穴の炎症が原因です。
何か心当たりがあれば、肌カビ対策を行っていきましょう。
今日からできる肌カビ対策!
肌カビというと対策するのが難しいように思うかもしれませんが、実際には少し気をつかうだけで大作ができます。肌カビは、毎日の生活の中でその習慣を改めるのが一番の改善策です!
・UV対策はしっかりと!
紫外線は季節や天候に関係なく一年中降り注いでいます。過剰に浴びると肌老化をまねくだけでなく肌カビを増やす原因になるので、紫外線の少ない日、シーズンもきちんとUV対策をしてください。
・自然乾燥NG
汗にも皮脂が含まれているので、汗をかいたらそのままにしないようにしましょう。また、洗髪後もドライヤーを使って根本までしっかりと乾かしてください。
・必要以上の洗顔、洗髪はしない!
清潔第一だからといって洗いすぎはよくありません。皮脂は肌の潤いやバリア機能を正常に保つため適度な量は必要です。
・肌カビ対応の洗浄アイテムを選ぼう
抗真菌成分を配合したものがおすすめです。使ううちに次第に症状が落ち着くはずです。
『抗真菌成分 洗顔料』と検索をすると、色々と商品が出てきますよ♪
ただの肌荒れと間違えやすい『肌カビ』。
あなたの肌のトラブルは大丈夫ですか?