「シンプルコーデをおしゃれに見せるのって、簡単そうでけっこう難しい。」「飾らないのにおしゃれに見える人の秘訣って何だろう?」どちらもファッションに興味のある方なら1度は考えたことのあるテーマですよね。
自然体なのにとってもおしゃれで、洗練された着こなしが魅力の石田祥子さん。彼女の着こなしには、シンプル美を目指す方が学ぶべき要素がたくさん詰まっています。今回はその一部を、実際のコーディネートとともに解剖していきます。
もくじ
日常にこそ取り入れたい『オールブラック』という選択肢
「黒は女性を美しく見せる」とよく言われ、フォーマルなシーンやパーティーなど、特別な日に着ることの多いオールブラックコーデ。でも本当は石田さんのように、日常にこそ取り入れたいのが『オールブラック』という選択肢なのです。
ポイントは素肌と黒の比率。Vネックや腕まくり、素足の分量などを調節して“黒に着られていない”自分をつくりましょう。
コーディネートの『ポイント』を活かした着こなしを
旬のアイテムをたくさん身につければおしゃれに見える、というのは大きな間違い。「ワンコーデにつきポイントは1つ」と決めて、洗練度の高い着こなしを目指しましょう。
例えばトレンドの『袖コントップス』は、デコラティブなアイテムだからこそ他をシンプルに。ウエストも全方位INすることですっきりとしたシルエットに仕上がり、よりトップスの美しさが際立ちます。
気負わず、飾り立てず。ビビッドカラーの力に頼る潔さ
シンプルで色味も大人しいコーデというのは、少し古い印象。カラーアイテムが豊作な今季は、存在感のあるビビッドカラーのアイテムをうまく取り入れて、トレンドも意識しましょう。
とはいえインパクトの強いスカートに負けないようにと、アクセサリーや小物で飾り立てる必要はありません。極めてシンプルに着こなすことがこなれた雰囲気をもたらし、おしゃれに見える秘訣なのです。
大人のベーシックスタイルには、上質なアイテムがよく似合う
年齢を重ね、背伸びせずに等身大の自分で持てるようになった、ハイブランドのバッグ。潔いほどまでにシンプルな装いの日にサラリと持って、大人の余裕を醸し出しましょう。
身につけるだけで背筋がピンと伸びるような、上質なアイテムを一つ持つことで、美しい佇まいが手に入り、ベーシックな着こなしがハイセンスに仕上がります。