毎日使っている化粧品。いろいろな美容成分が入っていると思います。保湿に特化していたり、美白、アンチエイジングと目的は多種多様。コラーゲンをはじめ、ヒアルロン酸、プラセンタ、アスタキサンチン、フラーレンなどなど……どれもみんな良さそうに思えるけれど、しかし作用の仕方はそれぞれ。お肌の悩み別に再確認してみましょう♪
もくじ
【保湿:カサカサの乾燥肌に悩む女子】
<ヒアルロン酸>
今やおなじみとなったヒアルロン酸は体内や真皮に含まれ、多量の水分を保持することができるという性質を持ちます。1gで600mlの水分保持。しかしヒアルロン酸入りの化粧品を肌に塗った場合、残念ながら真皮まで届きません。しかし肌の角質層内で充分な保湿をしてくれます。
<コラーゲン>
肌の真皮層に存在し、ハリや弾力を保つ働きがあります。そして年齢とともに減少していきます。化粧品として肌に塗っても真皮まで届きませんが、ヒアルロン酸同様に角質層内で水分をキープする保湿成分として働いてくれます。
<セラミド>
セラミドはヒアルロン酸が真皮にあるのに対して表皮の角質層に存在します。セラミド(=細胞間脂質)は角質細胞をくっつけるノリの役目をし、その間に水分をはさみ込みます。化粧品に入っているセラミドはインナードライなど乾燥からお肌を守る効果が期待されています。
【美白:シミをなんとかしたい女子】
美白というと今あるシミをなかった事に……というイメージがあると思いますが、厚生労働省が定めた美白化粧品とは、「メラニンの生成を抑えてシミ、そばかすを防ぐ」というのが主だそうです。現在市場に出ている美白化粧品のアプローチはさまざま。シミを増やさないというのが主流と思われます。
<アルブチン>
シミの元であるメラニン色素を合成する「チロシナーゼ」という酵素が存在します。紫外線を浴びるなどの原因で、この酵素が活発に働くとシミを増やすことになります。アルブチンにはチロシナーゼの活性を抑える働きがあるため、結果的にシミを増やさない効果があります。シミを白くするというよりも増やさない目的の成分です。
同じような作用にビタミンC誘導体、コウジ酸、プラセンタがあります。
【アンチエイジング:シワ、たるみを撃沈! 若さを保ちたい女子】
<フラーレン>
加齢肌の大敵であるシミやシワの原因は活性酸素だといわれています。活性酸素とは酸化力が強い酸素を指し、美容でいうと肌を酸化(サビ)させて細胞を老化させてしまいます。そこで強い味方のフラーレンには活性酸素を除去する抗酸化作用があります。ビタミンCやコエンザイムQ10にも抗酸化作用がありますが、フラーレンは持続性と安定感に優れています。乾燥、くすみ、シワ、たるみを防ぐ効果が期待できます。
<プラセンタ>
プラセンタとは胎盤のこと。化粧品では豚や馬の胎盤から栄養を抽出したものが美容液として市販されています。プラセンタには年齢とともに衰えていく細胞の生まれ変わりを正常化させるという働きを持っています。ハリ、弾力の衰えに有効と言われています。
<アスタキサンチン>
アスタキサンチンとはサケ、カニ、エビなどに含まれている赤い色素です。この赤い成分には化粧品業界も注目しており、紫外線による肌老化を防ぐ効果があると言われています。お肌の悩みであるシミ、シワ、たるみの原因は紫外線と深く関わっています。アスタキサンチン成分が入った化粧品を塗って紫外線を浴びた場合、紫外線による肌老化やシミなどを防いでくれるというものです。
いかがでしたか? まだまだたくさんの美容成分がありますが、ご自分にあったものをチョイスしてくださいね♪