ベテラン美容師が教える【大人の髪を美しく保つ、正しいヘアケア方法】

女性にとって「髪がキレイでいる」ことは、メンタルまで左右する大事なこと。ところが大人の髪には白髪やクセ毛、ハリコシのなさなど、さまざまなお悩みが出てきます。

今回は、20年以上美容師をしている筆者が、ヘアケアについて大事だと思うことを集約してみました。いつまでも美しくいたい大人女性にとって、自分の髪を上手に扱えるようになる指南書になれば幸いです。できるところからぜひ始めてみてくださいね!

シャンプーは安心して長く使えるものを

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巷に出回るシャンプーはいかにも髪によさそうで、購買意欲をそそります。ですが、本来シャンプーは「カリ石けん素地」という、優しく汚れを落とす天然成分と「水」だけで充分なのです。

人と環境にやさしくて、合成洗剤や香料の一切入っていない、一生付き合えるシャンプーに目を向けてみませんか。”添加物デトックス”で、今までにない心地よさを感じられるはず♪

シャンプーの基本は”二度洗い”

1回目のシャンプーは、油分などの汚れで泡立ちが悪く、泡に充分な弾力がありません。もしそのままゴシゴシ洗ってしまうと、摩擦で髪同士が傷め合ってしまいます。

1回目のシャンプーは頭皮や髪にある程度なじませたらサッと流しましょう。そして2回目、新たにシャンプーをしっかりと泡立て、フレッシュな泡のクッションで頭皮を揉み洗いするように本洗いします。

予洗いとして、お湯だけでホコリや花粉、小さなゴミなどをあらかじめ落としておくのがポイントです♪ シャンプー剤の浪費もセーブできますよ!

シャンプーブラシを使って頭皮のリフトアップ

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先ほどシャンプーの基本的な手順をご紹介しましたが、忘れてはならないポイントがもう一つ。手指でシャンプーすると、汚れが3割しか落とせないってご存じでしょうか。

そこで、手指でシャンプーしたあとの補助として、ブラシの併用を推奨します。「ブラシを使わずにシャンプーする」ことは、「指でハミガキする」のと同じこと。いかに大雑把になっているかがイメージできてしまいますね……。

毛穴のクレンジングが不十分だと、頭皮のニオイや髪のハリコシ低下の要因になります。毛先が細かいシャンプー用ブラシを使い、生え際からつむじに向けてマッサージしましょう。年齢が気になりだしたフェイスラインをキュキュッと持ち上げるイメージで!

トリートメントよりも「シャンプー」にこだわる♪

ヘアケアにまつわる真実として、”おうちでできるヘアケアは、現状維持が精一杯”ということが挙げられます。トリートメントした髪が「キレイになった」と感じるのは、コーティング剤によって滑りをよくしたり、ツヤがあるように見せたりしているから。それはちょうど、肌のトラブルをお化粧で隠すのと同じこと。

シャンプーも洗剤の一つなので、洗うたびに髪のうるおいを奪うことからは避けられないのが現実。トリートメントで”覆い”をかけて元通りを装っても、残念ながら一度傷んだ髪が「復活する」ことはありません。

つまり、髪を美しく保てるかどうかは、「栄養分が流れ出るのをどれだけ最小限に食い止められるか」に掛かっています。マイルドな洗浄力のシャンプーにこだわり、これ以上傷めないことに注力するのがベストです。

ドライヤーの風は「上から下へ」向けてドライする

髪にツヤが出ないのは、実はしっかり乾いてないのが原因。「ドライヤーは傷む」という思い込みで、あえて毛先を半乾かしで済ませる人もいますが、それは誤解です。髪にツヤが出始めるのは、しっかりと水分を飛ばした後、さらにキューティクルに沿って熱を加えたとき。ドライヤーを高めの位置に持って、上から下へ向けて髪に風を送れば、ハリコシとツヤが出ます。

「これで完ペキに乾いたはず」と思っても、耳後ろ・つむじ周りにしっとりと水分が残っていることが多いので、ドライヤーのスイッチを切った後に手で触って確認しましょう。

ブラッシングは毛先からほぐすように

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こんがらがった髪をやさしく解きほぐすには、まずは下準備から。髪の滑りがよくなるグロススプレーを毛先中心にスプレーしておきます。それから髪の長さの中腹あたりを一束にして握り、手からはみ出た毛先のもつれを粗めのブラシでほどいていきます。

その後、毛束を持つ手の位置を根元近くに変えて、毛先、中間の順に丁寧にブラッシング。最後に手を放して根元から毛先にかけて全体的にブラシを通します。顔周りの髪は細くてか弱いので、特に慎重に!

仕上げのオイルは香りで選んでよし

ヘアケアで気分を上げるのも大事なこと。仕上げに使うヘアオイルは、「お気に入りの香りを基準に選んでよし」です♪ ヘア用のオイルは、髪の質感がよくなるようにシリコンを含んでいるものもあるので、もちろん最適なのですが、あまり堅苦しく考えずに、いい香りならボディ用やフェイス用を代用して髪に塗ってもOK。

オイル適量を手に取り、体温で温めてから手のひらに薄く膜を張るように伸ばして毛先に揉み込みます。その後、薄っすら手に残っているオイルで髪表面を”なでなでするように”付けると、ベタつかずに浮き出た髪を抑えることができますよ♪

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conniesbeauty

長年美容師をしており、現在はフリーのライターとしても活動しています。毎日たくさんの女性とお話しするため、幅広い情報収集が得意。インテリアとファッション、そして書くことが大好きです。