持って生まれた造形のよさ以上に、その人が持つ”雰囲気”に人は惹かれるといいます。とくに40代は、年齢を重ねる中で織り込まれたオーラや風情が色濃く出始める年代。言い換えれば、今しか出せない魅力を携えていることになります。
今回は、美容に長年携わり、自身も40代を生きる筆者が、大人女性が目指したい”雰囲気美人像”について考えてみました。「着こなしはシンプルであか抜けており、振る舞いからは品格を感じさせる」という理想像を踏まえて、毎日が心地よくなるためのヒントをピックアップ。ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
※こちらの記事ではモデルさんの年齢問わず、スタイルの参考としてスナップを選定しています。
1:「キレイオーラは毛先に宿る」と心得る
忙しい現代を生きる女性にとって、いつでもパーフェクトな美しさを保つのは、ちょっと非現実的ですよね。もちろん”雰囲気美人”も条件は同じ。
ではどこに差が出るかといえば、「ポイントを押さえた最小限のお手入れを怠らないかどうか」ということです。”1から10まで抜け目なく”では息切れしやすいことも、継続できる小さなことを積み重ねていくことで、やがて自信に変わっていきます。
例えば髪をセットするとき、外せないポイントは「毛先」です。サロン帰りのような完ぺきさを求めるのではなく、毛先をいつもよりちょっとだけ大事にする意識があればOK。丁寧にブラッシングしたあと、毛先にヘアオイルをもみ込むと、ヘアスタイルがうんと魅力的に見えますよ♪
ヘアアイロンを使うなら160℃~140℃が適温です。高温でプレスすると髪色が褪せてしまうので要注意!
2:初々しさは演じてでも保つ
経験の積み重ねにある程度の厚みがある40代は、悲しいかな、放っておいても”ベテランの貫禄”が出てしまうお年頃……。ちょっと演技してでも初々しさや清々しさを忘れない女性でいたいですよね。「振る舞いは初々しく、懐は深く」が理想です♪
ついついモノトーンに走りがちな大人世代。華やかな色が「今日着る服リスト」から外れがちになっていませんか。色彩心理で「爽やか」「リフレッシュ」などの意味があるラベンダーやミントグリーンは、気分の鮮度をキープするのに最適です!
パステルカラー初心者さんなら、失敗の少ないブラウスからぜひ取り入れてみてください。スナップのようにセンタープレスパンツを添えれば、キレイめに整えることができますよ♪
3:「力の抜き具合」を知っている
いろんな面で若い頃のように無理が効かなくなっているのは、大いに実感するところ。今までがんばってきた仕事に関しても、自分を大事にすることを軸に考えないとスタミナ切れしてしまいます。「なにを削ってなにを残すか」を吟味して、心地よく続けられる落としどころを見つけて♪
ラフな服装でも、足元に気品が漂っていればそれだけで上級者な雰囲気に。バレエシューズ風のぺたんこ靴は、服装がカジュアルなときもフェミニンなときも違和感なく馴染むので、普段使いとして重宝します。
いつもキレイな状態を保つために、「ホコリをきちんと落とす、汚れはすぐに拭き取る」などのこまめなメンテナンスも忘れずに。自分の体と同じように、靴も大事に扱ってあげましょ!
4:「歩き方」でスタイルのよさは3割増し!
日本人は猫背の人が多く、歩いていてもどこか寂しげに見えてしまいます。ちょっと意識して姿勢をシャンとすれば、それだけでスタイルのよさは3割増し! 同じ服でも見え方がまったく変わってきます。
美しいウォーキングのポイントは、おへそのから指4本分ほど下にある”丹田”のツボを意識して歩くこと。ショーウィンドウに映る自分の姿を時折チェックしてみて♪
動くたび、広がるように揺れるプリーツスカートは、歩く姿を美しく演出してくれます。シンプルなTシャツと合わせて上下の対比バランスを整えるもよし、スリット入りのワンピースから覗かせてAラインを強調するもよし♪ ぜひ+スニーカーでヘルシーに着こなしてみて。「雰囲気美人のお通り」とばかりに颯爽と歩けば、街ゆく人に振り向かれるかも?!
5:グチってもいいけれど人のせいにしない
家庭でも仕事でも中心的な存在になることが多い40代。抱える責任の重さについついグチりたくなることもしばしば。そんなときは我慢せず、信頼できる人に思いっ切りグチって重荷を下ろしましょう♪
そうやってまた笑顔が戻れば、周りにとっても自分にとっても幸せなこと。でも、人のせいにしない潔さだけは残しておきたいですね。
オフの日はオフの日のためのおしゃれを♪ 手触りのよいコットン素材のワンピースでリラックスタイムを楽しんでみませんか。一枚で主役になる手軽さは、おうちで過ごす時間やちょっとした買い物にピッタリです。
邪魔にならないようサッとまとめた髪には、ヘアアクセサリーを忘れずに♪ “頑張ってないのになんだかオシャレ”な佇まいは、”雰囲気美人”の真骨頂です。