ひと昔まえのデニムパンツといえば「ローライズ」が主流。最近ではめったにお目にかからなくなった言葉ですが、一体どういう意味なのでしょうか?
今回はファッション用語「ローライズ」をプチ解説。ハイライズとの違いも併せてご紹介します。
もくじ
「ローライズ」って、どういう意味?
「ローライズ」とは、股上が浅く短いパンツのこと。股の位置から約22~23cm程度の長さが一般的で、パンツを穿いたときにウエスト位置が下がるのが特徴です。
ローライズのパンツといえばデニムが定番。腰で穿くようなバランスは、お尻が小さく見えるのも魅力です。
1990年代後半から人気になった、ローライズのデニムパンツ
「ローライズのデ二ムパンツ」がブームになったのは、およそ20年前。1990年代後半ごろからじわじわ人気が上昇し、股上が18cmというデニムも珍しくありませんでした。
当時は、ローライズのデニムにぴったりめのTシャツをはじめとする「短いトップス」を合わせるのが定番スタイル。中には、お腹が見えるような【ヘソ出しファッション】に使うこともありました。
最近では「ローライズ」が人気復活の兆し!
しばらく時代遅れ感があったローライズですが、最近では人気復活の兆し! ハイブランドのコレクションで登場するなど、再び注目を集めつつあります。
「ハイライズ」との違いは?
ちなみにローライズの反対は「ハイライズ」。股上が25~28cm程度のボトムを指します。ウエストの位置が高いので、脚が長く見えるのがハイライズパンツのメリットです。
「ハイライズ」と「ハイウエスト」の違いは?
それでは【ハイライズ】と【ハイウエスト】はどこが違うのでしょうか。【ハイライズ】はパンツを指すファッション用語。特にデ二ムなどカジュアルなアイテムで使われています。一方スカートの場合は、ハイライズではなく【ハイウエスト】といいます。
つまり【ハイライズ】と【ハイウエスト】は同意語。ハイウエストはパンツ・スカートの両方を意味し、ハイライズはパンツのみを指すファッション用語なんです。
股上が深い「ハイライズのデニムパンツ」はスタイルアップ効果バツグン!
股上が28cm以上ありそうなハイライズのデニムパンツは、スタイルアップ効果が抜群! 腰の位置がグっと上がるためコーデ全体が脚長に見えるんです。カジュアルなデニムを女性らしく着こなしたい人にもおすすめですよ♪
「ハイライズのデニムパンツ」どう着こなせばいい?
せっかくのハイライズを生かすなら、デニムのウエストまわりを見せるのが正解。トップスの裾をウエストインするか、ショート丈のトップスを合わせてみてください。これだけで腰の高さを強調しつつ、上半身がコンパクトにまとまりバランスよく決まります。
もともとパンツの股上が深いためウエストインの納まりがよく、短いトップスから肌が見える心配がないのもいいところです。
おなか周りを曖昧にすれば、ハイライズが着やすくなる!
「腰の高さは強調したいけれどハイライズはボディラインが気になる……」とお悩みなら、ウエストを程よく見せるコーデがおすすめ。トップスの裾をふんわりインしたり、羽織モノで前だけを見せたりする着こなし方なら、ウエストまわりをさりげなくカバーできます。体のラインが曖昧になり、ハイライズを着るハードルが下がるはずですよ。
2022年4月16日 公開
2023年2月15日 更新