服の整理をしてきたつもりだけれど、気が付くとクローゼットや衣類収納スペースがいっぱい……。そんな経験のある40代50代の人は多いのではないでしょうか。
片付けたいのに、なかなかうまく進まない、何から手を付けたらよいのかわからない、そうお悩みでもいくつかのポイントを意識するだけで服の片付けがはかどります。今回は、この先「片付け迷子」にならないための4つのポイントをご紹介します。
もくじ
【片付け迷子にならないポイント1】1年以上身に着けていないなら手放す
いつか着るかもしれない……。そう思って残しておいた服の中で、私たちは何着を今でも着ているでしょうか。サイズの合わない服、流行に合わせて買った服、若いころに着ていた服など、四季を通して着る機会がなく1年以上も衣類収納の中で眠っていた服に、きっとこれからも袖を通すことは少ないでしょう。
そう割り切って、着なかった期間1年を手放す目安としてはいかがでしょうか。流行は巡りますが、次の流行がやってきた時に、またその服を着たいと思えるかはわかりません。潔く期間を決めることは、「片付け迷子」にならないための大切なポイントです。
【片付け迷子にならないポイント2】収納スペースに入る分だけ残す
家の中の収納スペースは限られています。そのため服をどんどん増やしてしまうと、いずれは収まらなくなってしまいますよね。それなのについやってしまいがちなのが、「服を中心に収納スペースを考えてしまう」ことです。
ですが、限られた住空間で服に合わせて収納スペースを増やすことは難しいもの。それならば、「収納スペースに合わせて服の量を調整する」という方向性で片づけを進めてみてはいかがでしょう。収納家具を増やさずに服を調整すれば、おのずと服の取捨選択ができ、衣類収納家具によって部屋を狭めることもありません。
【片付け迷子にならないポイント3】手に取り「ワクワクしない」なら手放す
服を手にした時にはワクワクしていたとしても、時を経てしまい込まれた状態では同じように感じられなくなることも……。服の片付けをする時には、一つひとつ手に取り「ワクワクするか」「これからも着たいと思うか」を目安に選別していきましょう。
もし、服を手にとってもワクワクしないのであれば手放し時。着たいという気持ちが湧かない服で、まだきれいな状態のものは、潔くリサイクルに出したり人に譲ったりしてはいかがでしょうか。誰かにまた着てもらえると思えば、処分するよりもずっと心が軽く感じられることでしょう。
【片付け迷子にならないポイント4】「今」が快適になるかどうかを大切に
片付け迷子になりそうになったら、ぜひ「今を快適にすることを考えられているか」を思い出してみてください。過去の思い出であったり、これから使うかもしれないという未来への備えであったりと、服の片付けではどうしても「今」が置き去りになりがちです。
ですが、今着たいと思えないものを残していても「過去の思い出品」となってしまいタンスの肥やしになってしまいます。また、未来への備えと言っても好みや体型などが変化することもあるでしょう。過去や未来のための服でスペースを占めて部屋を狭めてしまうよりも、広々と空間を使って「今が快適になる」ことに目を向けてみてはいかがでしょうか。
4つを意識すれば、「片付け迷子」から抜け出せる!
どんなに服の整理整頓が上手な人でも、愛着のある服に囲まれていると「片付け迷子」になってしまうことはあります。ですが、スペースには限りがあります。40代50代の大人世代はさまざまな流行を経ているため、これまでほとんど取捨選択をしていない人であれば服が溜まっていることでしょう。この先「片付け迷子」にならないためにも、ぜひ今回ご紹介した4つのポイントを意識して服を整理してみてはいかがでしょうか。