80年代に流行ったデ二ム(ジーンズ)といえば「ケミカルウォッシュ」。しかしブームが過ぎ去ってからは「ダサい」「オタクっぽい」イメージのアイテムとなり、それ以後はぐんと見かけなくなりました。
昭和に流行ったケミカルウォッシュ、今はどうなっているのでしょうか? 今回は、ケミカルウォッシュデニムの最新事情をご紹介します!
もくじ
「ケミカルウォッシュのデニム」は今どうなってる?
まず「ケミカルウォッシュ」とは、デニムの色落ち加工のこと。デニム生地を漂白剤を使って脱色させ、独特のまだら模様を作る加工を指します。全盛期にはパンツ以外に、ケミカルウォッシュ加工されたデ二ムジャケットやデニムスカートも流行に。
すっかり表舞台から遠ざかったかのようなケミカルウォッシュですが、近年はおしゃれなデ二ムとして注目されるように。80年代ファッションのリバイバルから、人気が再燃しているんです!
いまの人気は「優しいケミカルウォッシュ」のデニム!
今季はインパクトが控えめなケミカルウォッシュが人気の傾向。昭和に流行った「アクが強いまだら模様」ではなく、「優しいケミカルウォッシュ加工」がトレンド入りしています。
おしゃれさんがよく着てるのは、テーパード~ワイドシルエットのデ二ムパンツ。中でもゆったりめシルエットのケミカルウォッシュデニムが人気です。
色の濃淡が素敵な「グレーのケミカルウォッシュデニム」
ケミカルウォッシュはインディゴデニムだけではなく、グレーのカラーリングも人気です。ケミカルウォッシュ加工によりグレーの濃淡がつき、こなれたパンツスタイルを演出します。
「全体が色落ちしたケミカルウォッシュ」でヴィンテージライクに
まだら模様だけではなく、デニム全体が色落ちしたような風合いに仕上げるのもケミカルウォッシュの魅力。インディゴデ二ムの生地をサックスカラーのように脱色して経年劣化したように見せることで、ヴィンテージライクな雰囲気を醸し出します。