ブリジット・バルドーやジーン・セバーグといった60年代を代表するフランス女優の着こなしや、90年代初頭にアニエスベーが牽引したボーダー旋風など、フレンチシックといえばボーダーをイメージする人も多いでしょう。
その中でも今注目したいのが、知的に見えるモノトーンボーダーコーデ。モノトーンコーデにボーダーを取り入れるだけで、エスプリの効いたフレンチシックが完成します。今回は冬から春に向けて、まねしてみたいモノトーンボーダーコーデを集めてみました。
もくじ
アラサー・アラフォー世代に真似して欲しいマニッシュモノトーン
中折れ帽やチェスターコートなどのメンズライクなアイテムを主役にしたマニッシュコーデは、アラサー、アラフォーの大人女子が得意とするところ。
品良く知的でカッコイイ女性像を印象づけるスタイルです。これをモノトーンでコーディネートすれば、シンプルなフランスマダムのような着こなしが実現できます。
ただそれだけだと、遊びのない印象になりがちなので、どこかに抜け感をつくりたいところ。インナーをボーダーにするだけで、簡単に抜け感が生まれ、スタイルを自分のものにしている印象に。
スナップでは足もとをスニーカーにすることで、より力の抜けたコーディネートに仕上げています。
幼いイメージになりがちなサスペンダーはモノトーンボーダーでエスプリをきかす
デニムのサスペンダーパンツは、どうしても幼いイメージになりがちですが、モノトーンボーダーを取り入れると、やんちゃさと知的さが絶妙なバランスを生みだし、フレンチシネマに出てきそうなエスプリ香るコーディネートに。スナップでは、足もとにスニーカーを合わせ、赤いソックスでやんちゃさを強調していますが、もう少し大人っぽく仕上げたければ、赤いパンプスを合わせると、アンバランスが生み出す遊び心のある色気が加わります。
モノトーンボーダー×サスペンダーデニムのコーディネートは、夏になって半袖やノースリーブになってもできるオールシーズン可能な組み合わせです。
個性的なアイテムを融合させるには、安定のボーダーでカジュアルダウン
ライダースジャケットに光沢のあるプリーツスカート、それぞれに個性的なアイテム同士を合わせたいときにも、全体をモノトーンにまとめて、ボーダーをプラスすればOK。
ボーダーはカジュアルな柄ですが、エッジィなものにも、きれいめなものにも、抜けとして使える安定感があります。個性的なものを気負わずに着ている意外性が、ファッション上級者の余裕をつくってくれます。
スナップはエッジィなアイテムを黒でまとめ、トップスのボーダーとホワイトスニーカーでカジュアルダウン。個性的なアイテムも自分のものにしてしまうハイスペックな着こなしです。
モノトーンコーデもブラック&ホワイトの配分を変えれば爽やかなフレンチシックに
モノトーンコーデも白と黒のバランスを変えるだけで、春も夏も使える爽やかなフレンチシックに早変わり。ボーダーのカットソーとホワイトデニムというカジュアルなアイテムをシックに味付けするには、小物にきれいめなものを足していきましょう。暖かくなってきたら、手首や足首を見せる肌見せもカジュアルを女っぽく仕上げるポイント。
スナップの場合は、マニッシュなドレスシューズとシンプルなレザーの巾着型バッグでカジュアルに傾きすぎるのを防いでいます。
今から夏までずっと使えるモノトーンボーダー。1枚は持っていたいですね。