「ボディコン」は1980年代を象徴するファッション。バブル期のシンボルになったスタイルですが、若い世代からは「どんな服装なのかよくわからない」という声がチラホラ。
そこで今回は、昔ブームを巻き起こした【ボディコン】をご紹介。今さら聞けないアパレル用語をわかりやすく解説します。
※こちらの記事では、参考としてスナップを選定しています。
ボディコンとは?
そもそも【ボディコン】とはボディ・コンシャスの略称。英語で「体を意識する」という意味があり、体のラインを強調したシルエット、または洋服を指すアパレル用語です。
ボディコンファッションの代表格は、ぴったりとしたシルエットのミニ丈ワンピース。伸縮性のある素材でバストやヒップを際立たせたワンピースに、ロングヘアのワンレン(ワンレングスの髪型)が基本のスタイル。バブル期を彷彿させるようなファッションです。
ボディコンのルーツは?
ボディコンのルーツと言われているのがチュニジア出身のファッションデザイナー、アズディン ・アライア。1981年にミラノコレクションで発表した「ボディラインを強調したドレス」に由来しています。
女性らしい体型を強くアピールしたこのファッションは、ボディコンシャス・スタイルとして世界中を席巻。その後、バブル全盛の日本でボディコンファッションが大ブームになりました。豪華なジュエリーにハイブランドのバッグ、ハイヒールを履くなど、ボディコンのスタイルはとにかく派手なのが特徴です。
韓国ファッションの人気からボディコンが再来?
1980年代のブームが終わったあと長い間なりを潜めていたボディコンですが、実はいま再注目されています。その発端となったのが韓国ファッションの人気です。
とはいえ、当時のようなことさら体の線を浮かび上がらせる服ではなく、今は程よくメリハリがあるシルエットに。クロップドトップス・ショートパンツ・Aラインのミニスカートなどが最近の代表的なアイテムです。
令和的ボディコンとは?
令和的ボディコンともいえるのが、しなやかな女性らしさを感じさせるファッションです。ただし女っぽさ一辺倒ではないのが特徴。上品な雰囲気と抜け感を持ち合わせた服に、ブーツやスニーカーでカジュアルダウンしたスタイルです。