ミニチュアフードの第一人者? 認定コースまで立ち上げた、野津礼奈さんにインタビュー!

パンやケーキなど、食べ物そっくりのアクセサリー、”ミニチュアフード”をご存知ですか?
一時期ブームになってあちこちで見かけるようになって以来、すっかり定番アクセサリーの仲間入りを果たしていますよね。
今回は、そんなミニチュアフード業界を牽引する、野津礼奈さんにお話をうかがいました!

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なかったから作った、ミニチュアフードの認定コース

酒井 聡(以下、酒井):日本ミニチュアフード協会を運営なさっているとのことですが、具体的にはどういったことをしているのでしょうか?

野津 礼奈さん(以下、礼奈):ミニチュアフード作りを学ぶことのできるレッスンを提供しています。認定コースを通して資格を取得した方は、認定講師として活躍することもできます。
もともとミニチュアフードについて学べるところがほとんどなく、「ミニチュアフードを習いたい!」「ミニチュアフードをシゴトにしたい!」という要望に応えるために設立しました。

酒井:資格まで作ってしまう行動力がすごいですね。協会設立前はどういったことをなさっていたんですか?

礼奈:もともとOLとして働きながら趣味でミニチュアフードを作っていたのですが、趣味が高じて「La Petite REiNE」というミニチュアフードのブランドを立ち上げました。今でも展開していて、色々なお店とコラボして商品を販売したりしています。OLをしながら3年くらい副業としてやっていました。去年(2014年)の4月に独立して、このときに協会も正式に設立しています。

酒井:「色々なお店とコラボして商品を販売」とのことですが、具体的にどういったものがあるのかを教えていただいて良いでしょうか。

礼奈:かき氷屋さんやカレー屋さんなど、こだわりを持ったお店のメニューをミニチュアにすることが多いです。他には餃子好きの声優さんとコラボして餃子のアクセサリーを作ったり…。
ウェブサイトのギャラリーに公開しています。
今のところすべて知り合い経由で、「ミニチュアを作ってほしい」とご連絡いただいてコラボしています。
これから協会会員さんが増えたらもっと色々なお店とコラボして、「全国のお店にそのお店の商品のミニチュアフードが置いている」という世の中にしたいと思っています。

酒井:営業をしなくても引き合いがあるのはすごいですね。

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独学で身につけたミニチュアフード作り

酒井:もともとどういった経緯でミニチュアを好きになったのでしょうか?

礼奈:小さい頃からとにかく小さいものが好きで、よく”とんかつ”のストラップとかを買っていました(笑)
だんだん売っているものでは物足りなくなってきて、「自分で作ろう!」と思って自分で作り出したのがきっかけです。

酒井:とんかつ(笑) 「ミニチュアフードを学ぶところがなかった」とのお話でしたが、野津さんはどのようにして上達していったのでしょうか?

礼奈:すべて独学です。ミニチュアフードって、作り方に決まりがないので、みなさん「これをこうしたらこれになる!」とそれぞれの考えて作っていると思います。私も人の作り方を真似するのは嫌だったので、すべて自分なりに作っていたらこんな感じに成長してこれました(笑)

酒井:すごい! 質感を出すために素材を探したり、表面の加工を試行錯誤するのは楽しそうですね。

礼奈:そうなんです。想像通りにできるとすっごく楽しいです!

酒井:認定コースではそうやって培った野津さんのノウハウを教えているんですか?

礼奈:はい。レッスンではノウハウをお伝えして、私と同じように作れる方を育てて一緒にお仕事をしていきたいと思っています。この前、レッスンに取材に来てくれた方がいたのですが、”どの材料を使っているか”などすべて内緒にしているので「撮れるものがない」と嘆いていました‥(笑)

酒井:とても貴重なノウハウですね。卒業生はいまどれくらいいるんですか?

礼奈:去年の10月から認定コースをスタートしたので、まだ卒業生はいないんです※。基礎コース6回、応用コース6回、その後実技の認定試験を合格した方が協会会員となります。月2回のレッスンなので、半年で応用まで終わる予定です。
今、一人では作りきれないほどの注文をいただいているので、早く会員さんを増やして一緒に作ってほしいな、と思っています。

酒井:「認定後に仕事があるかもしれない」会員さんたちのモチベーションも上がりますね。
受講生にはどういった方が多いのでしょうか。

礼奈:はじめて作る方や、「今まで趣味で作っていたけど、もっと技を知りたい」という方など、小学2年生〜年配の方まで、男性も女性も日本人も外国人の方も、本当に幅広く受講してくれています。

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「どのお店に入ってもそのお店の商品のミニチュアフードが置いている、という世の中にしたい!」

酒井:協会を設立して運営していく上で、苦労なさったことはありますか?

礼奈:テキスト作り、レッスンをさせてもらう場所へのプレゼン、価格設定など、すべて1から始めたので、初めは本当に苦労しました。とっても大変だったので、今こうして認定コースがはじまって、生徒さんが毎回楽しそうに来てくれていることが本当に嬉しいです。

酒井:4月に独立して認定コースが始まったのが10月ですもんね。
僕も去年の1月に起業してサービスをリリースしたのが10月でしたが、本当にたくさんの苦労がありました。
人に助けてもらったり、「もうダメかもしれない」と思ったりと、印象的なエピソードがあるのではないかと思うのですが、いくつか教えていただけないでしょうか?

礼奈:そうなんですね! リリースまで本当に大変ですよね。
カルチャーセンターでレッスンしたいと思って、ほとんどのカルチャーセンターに問い合わせたのですが、ほぼ受け入れてもらえませんでした。一カ所だけ「おもしろい!」と思ってくださって、「カルチャーセンターでの価格設定はこんな感じがいいよ」といった具合に相談に乗ってくださいました。その方のおかげでここまでこれたと思っています。

酒井:ゼロからものを生むのは本当に大変です…!
今のお仕事でやりがいに感じていることや、今後事業をどのように展開していこうと思っていらっしゃるか、教えていただいても良いでしょうか。

礼奈:OLのときは「働いている」「仕事仕事…」と思っていたけれど、今は「働いている」という感覚はまったくなく、「すべて自分の頑張り次第で結果が出るのがおもしろいなぁ」といつも思います。自分のやりたいことを仕事にできるって本当に幸せなことだなと。
将来的にはミニチュアフードの素晴らしさをたくさんの人に知ってもらって、「どのお店に入ってもそのお店の商品のミニチュアフードが置いている」という世の中にしたいです。
それから「ミニチュアフードデザイナー」という仕事を「ネイリスト」や「美容師」と同じように1つの職業として認識してもらいたいと思っています。以前からその職業があったら私も絶対なりたかったので、同じような方が「将来なりたい」と思うような職業にしていきたいです!
海外でもミニチュアフードの楽しさを知ってもらいたいと思っています。

酒井:自分の仕事を自分で決めて、その結果がしっかりと返ってきたら本当に幸せですよね。お忙しいところありがとうございました。

礼奈:はい、ありがとうございました!
ゼロから何かを作るということには本当に大変な苦労が伴います。ミニチュアフード作りの独学、ブランドの設立、協会の設立と、次々レールのないところを突き進む野津さんの行動力は頼もしく、今後の展開が本当に楽しみになります。
きっとCUBKI上でまた続報をお届けさせていただきます!

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【野津礼奈さんの公式サイトはこちら】
野津礼奈ミニチュアフード公式サイト「La Petite REiNE」
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