カンカン帽の「カンカン」って何? ちょっと楽しいカンカン帽の雑学

カジュアルなコーディネートや、ガーリッシュスタイルのはずしとして、ぜひ取り入れておきたいカンカン帽!
日差しよけという実用的な効果もあるので、最近では特に人気が急上昇していますね。
ところで”カンカン帽”という名前の由来や、トレンドの歴史をあなたはご存知でしょうか?
今回は知っているとちょっと自慢できちゃいそうな、カンカン帽についてのトリビアをご紹介します。

カンカン帽の「カンカン」ってなんだ?

カンカン帽というネーミングそのものに、とてもインパクトがありますよね。
ご存知の通り、カンカン帽は麦わら帽子の一種。
「カンカン」というのは、わらをニスで塗り固めたこの帽子が、「叩くとまるでカンカンと音がなるようだ」ということから名付けられました。擬音語の「カンカン」だったんですね!

カンカン帽とパナマ帽の違いは?

カンカン帽に似ているパナマ帽。パナマソウの葉用いて作られることから、この名前がつきました。
カンカン帽との大きな違いとしては、カンカン帽が天井とつばの部分が平らなのに対し、パナマ帽は谷型に凹んだ形になっていること。
また、パナマ帽には柔らかいものも多く、折りたたんで持ち運べるほどのものもあります。
固くてカンカン音がなりそうなカンカン帽とは、この点も違いますね。

こちらがパナマ帽。
カンカン帽よりも手触りも雰囲気も柔らかいのが特長。
あの文豪の夏目漱石も愛用していたとか。

カンカン帽の最初のトレンドは明治時代! 

カンカン帽の最初の流行は明治時代です!

明治時代の末頃、カンカン帽は正装のひとつとして人気が出るようになります。
この背景として、西洋化が進んだ日本において「紳士たるもの、外出時には帽子をかぶるのが当然だ」という意識があったためと考えられます。
サラリーマンや政治家などが、こぞってカンカン帽を着用しました。現代でもダンディな男性がカンカン帽をかぶっているのを、ご覧になったことのある方がいるでしょう。
そう、つまりカンカン帽はかつては「男性のためのもの」だったのです。

レディースのアイテムとして蘇ったカンカン帽

再びカンカン帽がトレンドアイテムとして脚光を浴びたのは、2010年代に入ってから。
このころ、数多くの女性有名人が、ワンピースなどのガーリーな服装にカンカン帽を合わせました。
それが火付け役となり、広く浸透。
以来、カンカン帽は「女性のためのもの」という側面も担うようになります。
男性の正装だったものが、時を経て女性のカジュアルアイテムとして蘇ったのです。
そのため現在のカンカン帽は、デザインのリボンがキュートな女性らしいデザインであったり、コサージュがついていたりします。

カンカン帽の着こなし♪

女性らしいマキシ丈スカートとカンカン帽を合わせたカジュアルコーデ!
袖をまくって手首を見せることで、華奢な印象に。

こちらは可愛らしいリボンが惹きつけるカンカン帽です。
ワンピース×カンカン帽は、2010年代トレンドの一つ。
もしリボンの柄に飽きてしまっても、リボンを付け替えるリメイクは簡単にできるので、ファッションの幅が広がります。

いかがでしたか。
「あのアイテムカワイイ~♪」と直感的にファッションに取り入れることも、おしゃれの楽しさ。
ですが、アイテムの持つ由来や歴史などのストーリーを知ることで、よりいっそう愛着が持てることもあります。
カンカン帽をコーデに取り入れるとき、今回のトリビアを思い出していただけると嬉しく思います。

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みずしま

着付け師の母のもとで育ち、和装・洋装問わずコーディネートの面白さに目覚める。大学院を終えたのち、おカタイ職業に就いたものの、「おしゃれな格好が出来ないこと」が想像以上のストレスとなり退職。現在は学生時代から続けているライター業で生計を立てている。普段から和装をする機会も多く、そのこともあってかシンプルな形の中に小物や色味でメリハリをきかせたコーディネートが得意。趣味は観劇で、特に歌舞伎の鑑賞はライフワーク。観劇中もついつい衣装に目がいってしまうのはご愛嬌。