最近のスタイリングはレイヤード(重ね着)が主流。その人気に伴い、トップスやワンピースの上に着る服の種類は増加中です。「いま流行ってるこの服、いったい何という名前?」と悩むことも多いのではないでしょうか。
そこで今回は【服の上に着る服】を一挙ご紹介。名前がよくわからないファッション用語を、おしゃれさんの画像でわかりやすく解説します。
1|ベスト
服の上に着る服といえば王道なのが【ベスト】。袖のない胴衣(どうい)を指します。重ね着するのが前提の服なので、ゆったりした作りが一般的。
なお、ニット生地のベストのことは【ニットベスト】と呼びます。
2|ジレ
フランス語で「ベスト」の意味がある【ジレ】。最近ではベストとの違いが曖昧になっている様子。ハッキリした線引きが難しいものの、ファッション用語では「前開きのデザイン」を指します。
3|ビスチェ
近ごろ人気なのが体にフィットした【ビスチェ】。本来は肩ヒモのない補正用の下着を指しますが、時代の流れとともに服の上に着るファッションアイテムとして定着。ぴったりとしたシルエットと短めの丈感が特徴です。
4|キャミソール
最近、インナー感のあるアイテムを服の上に着るのがブームに。ビスチェと同様に【キャミソール】も本来は下着ですが、服の上に着るモノとして商品展開されています。
キャミソールは布帛生地が多くストレッチ性がないため、ややゆったりしたサイジングなのが特徴。コーデが物足りないときのアクセントとして人気があります。
5|キャミソール型ビスチェ
トレンドゆえにデザインバリエーションが増えているのが、ゆったりした【キャミソール型ビスチェ】。「かぎ針編みビスチェ」「ビスチェキャミ」など商品名がカオス化しているため、ネット検索などでもっとも探しにくいアイテムではないでしょうか。
現在は、透かし編みニットやレース生地で作られたベストを【ビスチェ】と呼ぶケースが多く見受けられます。
6|ペプラムキャミソール(フレアキャミソール)
スナップのようなデザインは【ペプラムキャミソール】。今シーズンの旬アイテムです。裾広がりでボリュームのあるシルエットから、「フレアキャミソール」と呼ぶことも。Tシャツやタンクトップの上に重ねて、カジュアルに着こなすのが今どきです。
7|カーディガン
重ね着するのが前提の服といえば定番の【カーディガン】。前開きでシンプルなボックス型シルエットの羽織モノです。
ネックラインは大きく分けて「丸首」「Vネック」の2種類。ベーシックなので流行に左右されず、ロングシーズン着こなせます。
8|アウター全般(ジャケット・ブルゾン・コートなど)
スタイリングの一番上に羽織る服が【アウター】。もっとも外側に着る服の総称を指し、ジャケット・ブルゾン・コートなどのアイテムがあります。
カジュアルからきれいめまでテイストは多岐にわたり、丈感など種類も豊富なため、デザインバリエーションは数知れず。季節や着て行くシチュエーションに合わせて選ぶのがポイントです。