年齢を重ねると、つい「落ち着いた服」ばかり着たくなるもの。主張が少ないから悪目立ちしないし、何より着ていて安心感がありますよね。でもなんだか顔色がくすんでボヤけた印象に見える、元気がなさそうな感じがする……、なんてこともあるのではないでしょうか。
肌質や体型にちょっと変化が見えてくる50代にとって、落ち着いた服のせいで思わぬ老け見えに繋がっているケースも。とはいえ、気に入っている色や服を着るのを諦めたくはありませんよね。
そこで今回は50代必見! 落ち着いた服でも老けて見えないコツを徹底解説。簡単にできるテクニックばかりなので、ぜひ試してみてください。
※こちらの記事では、コーデの参考としてスナップを選定しています。
【1】定番色コーデは「濃淡の違う色」を組み合わせる
まずご紹介するのは定番色の取り入れ方。例えばグレーは使い勝手がいいものの、ニュートラルな色味のせいで老け見えに繋がりやすい色でもあります。
このような色を50代が生き生きとおしゃれに着こなすには、コーデの中に薄い色味と濃い色味を混ぜるグラデーションがおすすめ。グレーのコーデもさまざまなトーンをMIXすることで、のっぺり見えを防止して奥行きを感じる表情豊かなスタイリングに決まります。
スナップはシンプルなカーディガンにパンツを合わせた落ち着きのある定番服コーデですが、上下のグレー色に濃淡をつけているのがポイント。老け見え要素がないばかりか、あか抜けた印象に見えますよね。
【2】ソフトな色の服装は「黒」で引き締める
肌がくすむほか輪郭が曖昧になってきやすい50代にとって、肌馴染みのいベージュや柔らかなブラウン系はボヤけた印象に見えやすいのが悩み。とはいえ上品で優しさを感じるこの色味を活用しないのはもったいないですよね。そこでおすすめなのが、凛とした黒色を足してぼんやり感を払拭する方法です。
スナップでは穏やかなブラウンのニットカーディガンに黒のパンツを合わせることで、メリハリ感のあるリッチな着こなしに。バッグや靴も黒で統一しているのもポイント。トップスに視線が集まりスッキリ見えに繋がっています。
【3】「ハリ・ツヤ素材」を意識して取り入れる
老け見えを払拭するには素材も重要。例えば体のラインを拾い過ぎている服や、くたっとしているマット素材の服は老け見え感を加速させる恐れがあります。50代がベーシックで落ち着きのある服を取り入れるときは、素材の質感にこだわることが若々しい印象に見せるコツです。
例えばスナップで着用しているようなフェイクレザーのアウターはおすすめ。程よい厚みとハリがあり、気になる体型をきれいにカバー。この一枚で程よくカジュアルでありながら大人っぽいリッチな雰囲気も加わります。
その他にもツヤのあるサテン地や、目の詰まったコットンやウール、リネン素材もおすすめです。
【4】目を引く「アクセントカラー」をプラス
どこかに1点、色をプラスする方法も効果的。落ち着いた服のスタイリングも華やいだ印象にシフトします。特におすすめなのがマフラーやストールなど顔回りに近い小物で色を取り入れること。実際にいろいろな色を当ててみて、自分にしっくりくる色を選んでくださいね。
カラー小物はコーデのアクセントになるだけでなく、顔の印象をパッと明るく見せたり、肌をトーンアップしたりする便利品。ベーシックな服が多い50代こそ、ぜひ普段のコーデに取り入れてみてください。