ともに冬を過ごしたお気に入りの厚手のアウターたちも、そろそろクローゼットへ仕舞う季節がやってきました。お気に入りのアウターは、きれいにしまって来年も着たいものです。
コートやジャケットにはさまざまな素材が使用されているので、アイテムごとにお手入れをして、来年もきれいに着ることができるようケアしてあげましょう。お世話になったアウターたちに、愛をこめて。
クローゼットの中の環境
春から秋にかけてクローゼットの中に入りっぱなしのアウターは、クローゼットの環境が保存状態を左右します。
クローゼットの湿度が高いと、カビの繁殖を促してしまうため、クローゼットの中に除湿剤を置き、衣類同士の間隔をできるだけ開けて掛けるようにしましょう。
特に梅雨時期は要注意です。1月に1度、クローゼットから出して軽く干すのも効果的です。
ウールやカシミヤは柔らかいタオルでケア
アウターのお手入れでは、まずやわらかいタオルと洗剤を用意します。
襟元や袖口など、肌が触れて汚れやすい場所を、洗濯洗剤をしみこませて固く絞ったタオルでふき取ります。ふき取ったら乾いたタオルでトントンと優しく叩いて水分を吸収します。
毛羽立ちやすいカシミヤなどはこすらず、優しく叩いて汚れを取り除きましょう。
レザーやファーは普段のお手入れが大切
いわば生物であるレザーやファーは、普段のお手入れが大切なので、こまめにケアをしてあげましょう。
レザーは、クリーナーと柔らかい布を使ってまずは汚れを落とし、そのあと全体に栄養クリームを塗りこみます。専用ブラシできめを整え、艶を出して完成です。このケアを怠るとレザーはどんどん乾燥し、ひび割れなどの劣化につながります。
ファーの場合は、ファー専用ブラシで着用後丁寧にブラッシングしましょう。汚れやほこりをそのままにしておくと、虫食いなどの原因になります。
ダウンなどのナイロン素材のコート
ナイロン生地のアウターは、こちらも洗剤を染み込ませ固く絞ったタオルで袖や襟元をふき取ります。比較的汚れが落ちやすい素材なのでお手入れがしやすいですが、必ず1日干して乾燥させてから仕舞うようにしましょう。