よく耳にする「セミフォーマル」という言葉。きちんとした装いなんだろうなぁ……とはイメージできても、具体的にどんな服装なのかイマイチ分からないという声が多数。
でも実は、「セミフォーマル」は最も登場頻度の多いドレスコードなんです! 覚えておいて損はありませんよ。ポイントを押さえながら分かりやすく解説します。
【1】セミフォーマルとは?
「セミフォーマル」とは、いわゆる結婚式や披露宴、卒入学式や式典といった一般的なフォーマルシーンで求められる装いのこと。具体的には、上質感のある無地素材で落ち着いた色味のドレスやスーツスタイルをイメージすればOKです。
大切にしたいのは、フォーマルな場面に馴染む「上品さ」。今回は、最も着る頻度の高い【結婚式に参列】する場合のドレスにフォーカスして、そのポイントを解説します。
【結婚式のセミフォーマルドレス:7つのポイント】
1:素材
シルクやレースなどの光りすぎないもの。
2:色
落ち着きのある上品なカラー。(※白や、白っぽく見える色味はNG)
3:着丈・デザイン
スカート・ワンピース丈はひざ下丈、腕や肩の露出を控えたデザイン。(※ノースリーブなら羽織モノ必須)
4:靴
パンプスは3cm以上の高さがあり、つま先・かかとの出ないデザイン。(※ヘビ革やワニ革、アニマル柄は避けましょう)
5:バッグ
光りすぎない素材のクラッチバッグ。サテンやシルクがベスト。
6: アクセサリー
パールなど清楚で落ち着きのある素材・デザイン。
7:ストッキング
ナチュラルなベージュ。(※黒はNG)
これら7つのポイントを押さえた装いなら、まず間違いありません。
ここまでは一般的な昼の時間帯の結婚式を例にご紹介しましたが、夜の結婚式の場合は反対に「光沢がある素材」を選び「肌を露出」することがマナー。肩やデコルテの開いたデザインや、ビジューのついたドレスで煌びやかな印象に仕上げることが大切です。
また近頃は、パンツドレスを着用する方も増えていますが、厳密にはセミフォーマルの枠に収まるアイテムではありません。ただ、レストラン・ガーデンウェディングなどカジュアル度の高い式や、友人中心の集まりが想定される場合、2次会に着て行く分には問題ありません。
次の章から、年齢に合うドレスの色・デザインをご紹介します。
【2】30代には、こんなドレスがおすすめ
30代のドレスは、20代と比較すると落ち着き度がアップする傾向に。大人女性ならではのデザイン・色を選ぶのがおすすめです。
なるべくシンプルなつくりで、エレガントな印象を感じさせるドレスがベスト。大きめのリボンなど可愛らしいデザインは、どちらかというと20代のイメージが強め。年相応の落ち着きがあるものをセレクトしましょう。
色味は白や派手すぎるものを避ければ、基本的にはどんなカラーでもOK。しかし格式の高い会場や、目上の方が多く参列することが想定される場合は、控えめな色味を選んでおくと安心です。
【3】40代には、こんなドレスがおすすめ
40代になると結婚式ラッシュも落ち着き、呼ばれる頻度もそこまで多くはない傾向に。しかし、いざ参列!となると、どんなデザインや色味のドレスがベストなのかと悩む年代でもあります。
40代の支持率が高いのは「体型カバー効果があり、シックな色」のもの。腕の露出がカバーできるケープ風のデザインや、すっきり見え効果の高いIラインのドレスがおすすめです。色はダークグリーンやネイビーなど、上品で引き締め力のあるカラーが着痩せして見えますよ。
ただし、全体的に暗くなりすぎるのはNG。アクセサリーやバッグ、パンプスで華やかさを添えることを忘れないようにしましょう。
【4】50代には、こんなドレスがおすすめ
50代にしっくり馴染み人気が高い色味は、ネイビー・ブラックといった落ち着きのある定番色。着用する際は、肌がほのかに透けるシースルー素材やレース切替えを選んで、軽さと華やかさを出すのがポイントです。
羽織りが必要な場合は、肉感を拾わず、それでいてきちんとした印象を添えられる「ジャケット」がおすすめ。上質でしっかりとした素材を選ぶと、大人女性の品格を漂わせられますよ。
いかがでしたか?
ご自身にぴったりなセミフォーマルスタイルで自信を持って会場に足を運びましょう。