【フルレングス】といえば丈の長いパンツというイメージがありますが、「実際どのくらいの丈なのか曖昧……」という方が多いのではないでしょうか。
今回は知っているようで意外と知らないファッション用語【フルレングス】を、わかりやすく解説します!
もくじ
フルレングスとは、足首まであり靴にかかる程度の長さ
フルレングスを英語で直訳すると、フル(いっぱい・十分)レングス(長さ)。足首まであり靴にかかる程度の長さです。
元々はパンツの丈を指すファッション用語。フルレングスはパンツの丈としてもっとも一般的です。
「フルレングス」と「10分丈」、違いは?
長いパンツ丈には「10分丈」という呼び方もありますよね。だいたい足首くらい~足首を覆う程度の丈のことを言いますが、「フルレングス」とはどこが違うのでしょうか?
実は10分丈とフルレングスはほぼ同じ意味。言い方が違うだけで、同じくらいの丈感と思って大丈夫です。
フルレングスは「足首がだいたい隠れる長さ」と覚えておこう
こちらのスナップは2枚とも同じ長さのパンツを穿いています。靴が違うだけで、パンツの長さが違って見えませんか?
甲が高いデザインの靴を合わせると、パンツの裾が当たってワンクッション置かれるため、パンツ丈が実際より長く見えることがあります。靴を目安にしてしまうとパンツの丈が曖昧になるので、「フルレングス=足首を覆う程度の長さ」くらいの捉え方をしておくのがおすすめです。
スカート・ワンピースでいうところのフルレングスって? → 「マキシ丈」と同じ長さ
「フルレングス」は足首丈のスカートやワンピースにも使われています。スカートでよく使われる「マキシ丈」は「フルレングス」と同じ意味。
脚がすっぽり隠れるので下半身の体型カバーに優れ、ゆったりとリラクシーな雰囲気が魅力です。
コートでいうところのフルレングスって? → 「スーパーロングコート」のイメージ
最近ではロング丈のトレンドがアウターにも到来。フルレングスのコートは「スーパーロングコート」とも呼ばれます。すっぽりと包み込む雰囲気は「安心感がある」「インナー合わせがラク」などの理由から人気になっています。
よくある疑問
フルレングス、アンクル丈との違いは?
「アンクル丈」とは「くるぶし丈」を指すファッション用語。ちょうど足首が見えるくらいの丈感です。
つまりフルレングスが足首を覆う長さなのに対して、アンクル丈はそれより少し短め。「フルレングス=10分丈」「アンクル丈=9分丈」と覚えておくとわかりやすいですよ。
フルレングス、クロップド丈との違いは?
「クロップド」は英語で「切り取られた」という意味。そのためクロップドパンツは普通よりも短い丈感のパンツを指します。
クロップドパンツはだいたい6分丈~8分丈くらいの長さを指すファッション用語。足首が隠れる「フルレングス」より、かなり短いパンツになります。
フルレングスの長さ、同じサイズであれば一緒?違う?
パンツのレングスとは股下の長さのこと。そのためウエストサイズが同じ61cmのパンツでも、レングスの長さはバラバラです。サイズ表で股下のサイズは忘れずにチェックしておきましょう。例えばレングスが67cmであれば、基本的にはどのパンツでも股下のサイズは一緒です。
ちなみに一般的なフルレングスは10分丈ですが、スキニーパンツやレギンスは12分丈の場合も。ぴったりとしたシルエットは生地が上がりやすく、丈感が短くなってしまうのがその理由です。
フルレングスはパンツ以外のものでも言う?
パンツ以外でも、床まで届くような長さのスカート・ワンピースを「フルレングス」と呼ぶ場合もあります。具体的には「フルレングススカート」「フルレングスワンピース」など。これらは言い方が違うだけで「マキシ丈」とはほぼ同一語。スカートやワンピースはマキシ丈と呼ぶ方が一般的です。
2022年3月6日 公開
2024年5月1日 更新