アパレルの商品でときどき見かける「〇〇ライク」という名前。一体どういう意味なのでしょうか?
今回はファッション用語の「〇〇ライク」をプチ解説。具体的アイテムを例にしながら、わかりやすくご紹介します♪
もくじ
ファッション用語の「〇〇ライク」とは?
「〇〇ライク」とは、英語の【like】からきている言葉で「〇〇風」という意味。商品名に使われている場合は、生地を指すのが一般的です。
「〇〇ライク」は、もともとテイストを指すファッション用語
「〇〇ライク」を生地の名前にしたのは、ここ最近の使い方。もともとは雰囲気やテイストを指すもので、代表的なのが【レディライク】【メンズライク】というファッション用語です。
ちなみに【レディライク】は女性らしさを強調したファッション、【メンズライク】は男性っぽいムードの着こなしのこと。最近では季節感を意味する【シーズンライク】という言葉も使われています。
「リネンライク」とはリネンに似ている生地のこと
「〇〇ライク」の中でもポピュラーなのが【リネンライク】というファッション用語。リネンではないものの、風合いや見た目がリネンに似た生地のことを指します。
リネンライク生地のメリットは、なんといっても取り扱いのしやすさ。リネン独特のシワやゴワゴワした肌触りを解消しつつ、ナチュラルな生地感が魅力です。
エコファーやフェイクファーは「ファーライク」と同じ意味
近ごろ人気のエコファーやフェイクファーは【ファーライク】と同じ意味。リアルファーと見間違えるようなクオリティの高い生地というよりも、柔らかく起毛させたような生地を広義で捉えたファッション用語です。
レザーっぽい生地はまるごと「レザーライク」
ファーと同じで、エコレザーやフェイクレザーは【レザーライク】と同一語になります。この2種類のレザーには製造工程や環境保護などの点にハッキリとした違いがありますが、レザーライクは「レザーっぽい生地」をおおまかに含んだもの。本物のレザーではない、レザー風の生地すべてをレザーライクと言います。