アパレルアイテムで見かける「シフォン」は生地を指すファッション用語。なんとなく柔らかいイメージがありますが、いったいどんな布なのでしょうか?
今回は、服の「シフォン生地」をプチ解説。シフォンを使った人気アイテムもご紹介します!
シフォンって、どんな生地のこと?
シフォンとは、薄手で肌触りが柔らかい平織物のこと。フランス語で「薄い布」という意味の「chiffe」が名前の由来とされています。
もともとはシルク素材の高級な生地でしたが、最近はポリエステルなど合成繊維のものが一般的。細番手の糸で織り込まれているので、透け感があるのが特徴です。
流れるようなドレープでエレガントな雰囲気
透けるほど薄手で柔らかいシフォンは、ドレープ性が高い生地。フリルやギャザーを施すと、流れるような美しいヒダが生まれエレガントな雰囲気を演出します。
薄手な分、例えばシフォンのブラウスを着るときは透け見え対策が必須。見えてもいいインナーを中に着込めば、シアーなコーデがスマートに決まりますよ♪
シフォン生地のきれい色ワンピースで春っぽく
優美なドレープと軽やかな透け感、ソフトな着心地のシフォン生地は女性らしいムードたっぷり。きれい色のワンピースで取り入れると、春らしく決まりますよ♪
「チュール」や「オーガンジー」とはどう違う?
透けるほど薄い生地には、ほかに「チュール」や「オーガンジー」があります。シフォンとはどこが違うのでしょうか?
一番の大きな違いは生地のハリ感。例えば1枚目のスナップはシフォンのスカート、2枚目はチュールスカートを着用しています。とろみのあるシフォン生地に比べ、チュールとオーガンジー生地は硬くてドレープ性がないのが特徴です。