通販サイトやファッション誌、SNSなどで登場する「フェイクレザー」「フェイクレイヤード」といった【フェイク○○】という言葉。よく見かけるアパレル用語ではあるけれど、正確な意味まではわからない人のほうが多いのではないでしょうか?
そこで今回は、ファッションの【フェイク○○】をプチ解説。代表的なアイテムを中心に、おしゃれな画像を見ながらわかりやすくご紹介します。
1|そもそもフェイクとは
フェイクとは、直訳してズバリ「模造」。ファッションでは「○○に似せた」「○○に見える」という意味で使われています。
2|フェイクファーとは
「フェイク○○」の中でもっともポピュラーなのが【フェイクファー】。動物の毛を模した合成繊維のことを指します。
繊維の科学的な発達と最近の倫理的な視点により、今ではリアルファーより一般的に。洗濯機で洗えるものが多いため、本物のファーと比べてメンテナンスがラクなのも魅力です。
3|フェイクレザーとは
フェイクファーと並んでよく見かけるのが【フェイクレザー】。天然の革に似せて作られた素材で、「合成皮革」「人口皮革」とも言います。フェイクレザーをざっくり分けると、「PU(ポリウレタン樹脂)」と「PVC(塩化ビニール樹脂)」の2種類。
お手入れが簡単・価格が安い・軽いなどがメリットです。一方で、天然皮革のような味わいのある経年劣化がないのがデメリットとも言えそうです。
4|フェイクリネンとは
天然の麻(リネン)に似せて作られた【フェイクリネン】。リネン独特のシャリ感と乾いた質感を併せ持つ、合成のポリエステル素材です。「リネンライク」「麻調合繊」と呼ばれることも。
フェイクリネンの魅力は、イージーケアOKでシワになりにくいこと。肌当たりが柔らかくチクチクしないと人気です。
5|フェイクレイヤードとは
「フェイク○○」は素材だけでなくデザインでも使われています。代表的なのが【フェイクレイヤード】。
フェイクレイヤードとは、重ね着のように見える服を指します。例えば「インナーとトップス」「ワンピースとベスト」というように、一枚でレイヤード風に作られているのが特徴。
サッと着るだけでサマになるので、簡単に今ドキの着こなしを楽しみたいときや、服の組み合わせが苦手な人にもおすすめです。