突然ですが、これ、今のミスタードーナツの紙袋です。
ちょっと前まではスヌーピーやら、なんやらとティーン向けのイメージが強かったように思うのですが、いつの間にかこんな大人仕様になっていました。
ちょっと前まではスヌーピーやら、なんやらとティーン向けのイメージが強かったように思うのですが、いつの間にかこんな大人仕様になっていました。
そう、今、アラサー以上の大人世代に向けたプロモーションが広がりを見せています。
特にファッションの世界では、ティーン向けのブランドさんがアラサー世代以上の大人世代へ向けてブランドコンセプトを変更したり、広げてみたり、ということがしばしばおこっています。
スタイリストという仕事柄、ブランドを作ったり、PRしたりという方たちとお話しする機会が多いのですが、一応に「若い子向けの洋服を作っても売れない」と嘆いてらっしゃいました。
ファストファッションやコストパフォーマンスの高いお洋服がちょっと街にでれば買える時代、わざわざ都内まで出向いてまでバイトをしてまで欲しいという気持ちや欲は薄れていくのは必然のことなのでしょう。
わたしを含め、アラサー世代以上の人は少なくともそんな時代ではなかった。
高校生の頃、裏原ブーム全盛だった当時、今ではありえない位値段の高い服を買うためにがんばってバイトした。お店に並ぶ服はほんのわずかでそのために何時間も並ぶこともあった。
その頃、だれもが大好きなブランドがあったはずです。
その流れで今のアラサー世代にはやっぱり良いものは高くても手に入れたい、という気持ちや欲がくすぶっているのではないかと思います。良い意味でのブランド嗜好です。軽く言えばミーハー心です。
それゆえ、その欲やミーハー心がトレンドに火をつけ、大人かわいいだったり、大人カジュアルだったり、「大人」という言葉をつけて勢いを帯びる流行が生まれていますよね。
きっとそんなところにミスドも目をつけたのかなとこの紙袋を受け取った時しみじみ思いました。
トレンドは今大人がつくっている。
自分が大人だからというわけではなく、ファッション業界全体を見て確実にそう思います。