2020年春夏、通販サイトやファッション雑誌でチラホラ見かけるのが「楊柳」というワード。文字からはイメージしにくい言葉ですが、一体どんな意味なのでしょうか?
今回は「楊柳についての解説」と「おしゃれな楊柳コーデ」をご紹介。今シーズン人気の楊柳アイテムを参考に、わかりやすくご説明します!
「楊柳」って何? そもそもどう読むの?
楊柳の読み方は「ようりゅう」。縦方向に入ったシワ(しぼ)のある生地を指します。
シワ感が柳の葉を重ねたように見えることが呼び名の由来。楊柳は「クレープ」とも呼ばれ、綿や麻で作られることが多いことから吸水性や速乾性が高く、夏服には最適な素材なんです。
楊柳とワッシャー加工、どこが違う?
楊柳と見た目が近いことから、よく間違われるのが「ワッシャー加工」。よこ糸に強撚糸を使い、たて方向に筋のようなシワができる楊柳に対して、織り上げた生地にシワのような工程をかけるのがワッシャー加工です。
見た目の違いとして、楊柳はシワが浅くて均一、ワッシャー加工はシワが深くてざっくり不規則なのが特徴です。
清涼感たっぷりなキレイ色の楊柳ブラウス
今シーズンは、清涼感のある楊柳のキレイ色ブラウスがおしゃれな大人女子から人気上昇中。生地に凹凸があるから肌に貼りつかず、5分~長袖でも涼しく着こなせます。
重ね着を楽しみたい、楊柳のワンピース
サラリとした楊柳のワンピースもイチ押し。薄くて涼しい楊柳生地のワンピースですが、単品で着こなすとキレイなシルエットが出にくく、透け感も気になるもの。インナーにタンクトップやパンツを挟み、重ね着スタイルを楽しむのがおすすめの着こなし方です。