カジュアル派さんに人気の「オーバーオール」。昔からある定番のデザインですが、ほかのアイテム名とごっちゃになってはいませんか?
今回は、知っているようで知らないファッション用語「オーバーオール」をプチ解説。デザインを理解すれば、「サロペットパンツ」との違いがよくわかりますよ!
オーバーオールってどんな服のこと?
オーバーオールとは、幅広のショルダーストラップで繋がった「つなぎデザインのパンツ」のこと。【胸当て】【大きなポケット】【白色のステッチ糸】【金具ボタン】などが付いているのが特徴です。
元々は作業用のパンツとして使われていたことなどから、通常はデニム生地のアイテムを指します。
デニムじゃないとオーバーオールにはならないの?
それでは金具が付いていないものやデニム生地じゃない場合は、「オーバーオール」ではないのでしょうか?
実はカジュアルな雰囲気で、胸当てや幅広のショルダーストラップがあれば「オーバーオール」と呼ぶのが一般的です。オーバーオールはワークパンツ由来のため、動きやすくてお腹まわりがゆったりしているのが魅力。中に着るトップス次第でおしゃれなカジュアルコーデが楽しめますよ♪
「サロペットパンツ」との違いは?
それでは「オーバーオール」と「サロペットパンツ」はどう違うのでしょうか?
サロペットパンツとは、フランス語で「上下が繋がったパンツ」のこと。【胸当てがない】【背中の布面積が少ない】とされていますが、構造が似ているのでオーバーオールとの違いは曖昧です。
ファッション用語としては、ステッチが効いたカジュアル生地のものを「オーバーオール」、ショルダーストラップが細めできれいめな雰囲気があるものを「サロペット」と呼び、二つのアイテムを区別している傾向がみられます。
サロペットパンツは、デザインのバリエーションが豊富!
カジュアルで素朴な雰囲気があるオーバーオールに対し、サロペットパンツはデザインのバリエーションが豊富。
胸当てがないハイウエスト仕立てや、ショルダーストラップが華奢なものはモード感たっぷり! コーデにリラクシーな雰囲気を演出します。