近頃よく見かけるようになった「ボレロ」という名前の服。なんとなく知っているようで実はよくわからない、という人は多いのではないでしょうか?
そこで今回は、ファッション用語の【ボレロ】をプチ解説。よくわかる画像とともにご紹介します!
服のボレロとは?
「ボレロ」とは、女性用アウターのこと。もともとスペインの舞踏曲(ボレロ)でダンサーが着ていたとされるのが名前の由来です。
本来のボレロは、結婚式やパーティーシーン向きのフォーマルウェア。ドレッシーなワンピースやドレスの上に着るような服として知られています。デザインの特徴は【ショート丈・前立てやボタンがない・袖付き】。ドレスの胸元の露出を抑えたり、エレガントな雰囲気を添えたりするのにぴったりなアイテムです。
「ニット生地の羽織モノ」をボレロと呼ぶのが一般的に
もともとボレロはコンサバなフォーマル感があるため、だんだんと古臭い・時代遅れといった印象に。その後、次第にカジュアル化したデザインが登場し、近ごろは「ニット生地の羽織モノ」をボレロと呼ぶのが一般的になりました。【前ボタンがない・ショート丈・裾のラインが丸い】などの羽織モノを指すのが通例になっています。
ボレロとカーディガンの違いは?
それでは、「ボレロ」と「カーディガン」はどこが違うのでしょうか?
最近の通販サイトでは、ボレロとカーディガンが同じカテゴリーになっていることが多く、デザインの線引きはあいまい。丈が短い・丸みのあるシルエットなど、ボレロの特徴をとらえたカーディガンを「ボレロ」と表記していることが多く、違いがハッキリしません。
その一方で近年では、フォーマル服としての「ボレロ」がじわじわと人気上昇中。以前のようなカッチリとしたジャケットではなく、薄手のシアー生地や柔らかいシフォン生地のボレロが注目を集めています。
短くて丸いシルエットはドレス・ワンピースにぴったり!
ボレロの魅力はレディライクな華やかさ。ウエストよりも短い丈感・丸みのあるシルエットなど、女性らしさを引き立てるデザインはワンピースやドレスにぴったりマッチ。腰の位置が上がって見えるので、スタイルアップ見えが抜群です。