最近よく見かけるのが【バックシャン】という言葉。
「ファッション用語なのはわかるけど、どういう意味なのか知らない」という方のために、今回はバックシャンについて解説していきます。
もくじ
「バックシャン」ってどういう意味?
バックシャンとは、「バック(=英語で背中のこと)」&「シャン(=ドイツ語で美人のこと)」の造語で、後ろ姿がキレイという意味。昭和初期によく使われていた流行語で、年配の方にはよく知られている和製英語です。
当時は「後ろ姿だけが美人」とネガティブなニュアンスで使われていたようですが、現在では「後ろ姿がイケている」とポジティブに意味が変化しています。
ファッションでの「バックシャン」とは、背中のデザインがおしゃれな服のこと
最近の「バックシャン」は人そのものを指すのではなく、「背中のデザインがおしゃれなアイテム」としての意味合いで使われることがほとんど。
背中開きのトップスやワンピースも、バックシャンのデザインの一つ。背中の大胆なカッティングが効いて、大人っぽい色っぽさがコーディネートに加わります。
後ろ側が開いたバックシャンアイテムはレイヤードスタイルで
「背中開き」「レースアップ」「バックスリット」など、後ろ側が開いているトップスやワンピースは、背中からインナーを見せること自体を楽しむアイテム。
一枚では着こなせない代わりに、Tシャツやプルオーバーなどインナーをプラスした、重ね着のおしゃれが楽しめます。
スナップのようなバックシャンアイテムの場合、ゆるっとラフに決めるのが人気の着こなし方。甘さを抑えたパンツコーディネートがおすすめです。
リボンやプリーツ、フリルのバックシャンで大人可愛く
「バックリボン」「バックプリーツ」「バックフリル」など、フェミニンなバックシャンデザインも登場。
甘めなデザインが後ろ側に施されているため、ガーリーな子どもっぽさは回避。前とギャップをつけたことで、大人可愛いコーディネートが楽しめます。
腰まわりを見せた背中開きワンピースならレディライクに!
腰まわりを見せた背中開きワンピースは、大人っぽくてレディライクなアイテム。あまり着慣れないデザインなだけに、コーディネートの難易度は高めです。
このデザインは背中を思い切って肌見せする分、ほかのパーツの露出を控えめにするのが◎。半袖やひざ下丈のワンピースをチョイスすれば、肌見せが抑えられて下品にならず、きれいめに決まります。
背中の一部をくりぬいたようなデザインなら、バックシャンがさりげなく決まる
バックシャンをさりげなく着こなすなら、背中の一部をくり抜いたようなデザインがおすすめ。
ホワイトカラー&オーバーサイシルエットで取り入れると、ゆるっとした爽やかさが加わり、派手見え感なし。デニムパンツをプラスすれば、健康的なカジュアルコーデに決まりますよ♪
バックオープンベストで、背中が映える重ね着スタイルに
後ろ姿がおしゃれに決まる「白いバックオープンベスト」。背中を丸くカットしたようなデザインが、重ね着にぴったりのアイテムです。
黒いワンピースにONすれば、コーディネートのメリハリがアップ。色味のコントラストが加わって、おしゃれなバックシャンスタイルに仕上がりますよ♪
バックプリントのTシャツでカジュアルなバックシャンコーデに
カジュアルにバックシャンを楽しみたい!という方には、「バックプリントのTシャツ」がおすすめ。
大きめなフォトプリントはお目立ちですが、背面に入っていればラフで遊び心たっぷり。プリントのカラーをボトムと揃えるとコーディネートがまとまり、おしゃれ感がアップします。
2021年3月20日 公開
2021年8月25日 更新